スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
1リスト用RDエリアに作成できるリストの最大数は,次に示すオペランドで指定します。
指定できる最大数は500〜50000です。
リストにはリストの基表の行識別子が格納されます。表のように直接データを格納しないので,1ページ内に比較的大量の行を格納できます。したがって,ページ長及びセグメントサイズをリストに格納する行数に比べて大きく設定した場合,RDエリア内に余分な空き領域が発生するので注意してください。
リスト用RDエリアのページ長,セグメントサイズを決定する場合,あらかじめサーバ内に作成するリストの平均行数をおおよそ見積もり,次に示すどれかのケースに基づいてページ長及びセグメントサイズを設定してください。
条件 | ページ長 | セグメントサイズ |
---|---|---|
サーバ内に作成するリストの平均行数が3000行未満の場合 | 4096 | 1 |
サーバ内に作成するリストの平均行数が3000行〜6000行の場合 | 4096 | 2 |
サーバ内に作成するリストの平均行数が6000行を超える場合 | (a)参照 | (b)参照 |
ページ長は,通常4096〜8192バイトの範囲にしてください。ただし,リストの入出力回数を減らしてリストの入出力時間を短縮したい場合は,ページ長を大きくしてもかまいません。ただし,ページ長を大きくすると,グローバルバッファの必要量も大きくなるため,共用メモリが大量に必要となるので注意してください。
なお,ページ長は次に示す計算式を満たす値にしてください。
リストの1ページに格納できる行数≦ サーバ内に作成するリストの平均行数÷2 |
リストの1ページに格納できる行数は,次に示す計算式から求めます。
セグメントサイズは1リストへのRDエリア内領域の割り当て単位です。したがって,1セグメントが1リストへの最低割り当てサイズとなります。セグメントサイズの目安を次に示します。
リスト用RDエリアに必要なセグメント数は,次に示す計算式から求めます。
リスト用RDエリアに必要なセグメント数=↑{↑a÷b↑×(c+0.5)}↑ |
セグメント数が不足すると,リストが作成できなくなるため,実際には上記の計算式で見積もったセグメント数に余裕を持たせてください。
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