スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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14.2.2 セグメント内の空きページ比率の設定

表を定義するときにセグメント内に割り当てる空きページの割合をセグメント内の空きページ比率といいます。ここでいう空きページとは,未使用ページのことです。セグメント内の空きページの概要を次の図に示します。

図14-2 セグメント内の空きページの概要

[図データ]

<この項の構成>
(1) 設定の効果
(2) 適用基準
(3) 設定方法
(4) 注意

(1) 設定の効果

セグメント内の空きページ比率の設定の効果を次に示します。

性能の向上
  • 表にデータを追加する場合,クラスタキーを指定している表に対しては,クラスタキーの値に近い場所のページにデータが格納されます。このため,データの入出力回数を削減できます。

(2) 適用基準

(3) 設定方法

セグメント内の空きページ比率は,定義系SQLのCREATE TABLEPCTFREEオプションで指定します。

(4) 注意

セグメント内の空きページ比率に0を指定した場合,クラスタキーを指定している表にデータを追加するときは,クラスタキーの値に近い場所にデータを格納できなくなります。このため,データの格納状態が乱れ,データの入出力回数の削減効果がなくなります。