スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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11.11 ローカルバッファ

ローカルバッファとは,ディスク上のRDエリアに格納されているデータを入出力するためのバッファのことで,プロセス固有メモリ上に確保されます。ローカルバッファには次に示す種類があります。

ローカルバッファは,UAPごとにUAP環境定義で定義できます。UAPに専用のローカルバッファを割り当てることで,他UAPによるグローバルバッファの占有やバッファの排他処理による待ち状態を避けられます。UAP環境定義の詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。

次に示す条件をすべて満たす場合にローカルバッファを定義します。

なお,HiRDBに常時接続するUAPはシステムへの影響(メモリの圧迫,サーバプロセスの占有など)が大きいため,ローカルバッファを定義しないでください。

<この節の構成>
11.11.1 インデクス用ローカルバッファの割り当て
11.11.2 データ用ローカルバッファの割り当て
11.11.3 ローカルバッファの割り当て方法
11.11.4 ローカルバッファ使用時の注意