スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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11.3 プリフェッチ機能の指定

プリフェッチ機能とは,グローバルバッファ(又はローカルバッファ)上に複数のページを一括して入力することです。

<この節の構成>
(1) プリフェッチ機能の効果
(2) 適用基準
(3) 指定方法
(4) 指定上の考慮点

(1) プリフェッチ機能の効果

ダイレクトディスクアクセス(raw/IO機能)を使用して大量検索をする場合に入出力時間を短縮できます。特にインデクスを使用しない検索又はインデクスを使用して昇順検索をする表で,データ件数が多い場合に有効です。

(2) 適用基準

プリフェッチ機能は次に示すSQL文又はユティリティの場合にページを一括して入力します。

(3) 指定方法

(a) グローバルバッファの場合

プリフェッチ機能を動作させるには,システム共通定義のpdbufferオペランドの-mオプションに1以上を指定します。また,一括して入力するページ数は,pdbufferオペランドの-pオプションに指定します。

(b) ローカルバッファの場合

プリフェッチ機能を使用するには,pdlbufferオペランドの-pオプションに一括して入力するページ数を指定します。

(4) 指定上の考慮点