スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
アクセス頻度が高いインデクスがある場合,特に,クラスタキーやUNIQUEを指定したインデクスがある場合は,そのインデクスに専用のグローバルバッファを割り当てるようにします。これでインデクスが常駐できるため,インデクスにアクセスするときの入出力回数が削減できます。
インデクス専用のグローバルバッファを割り当てると,このグローバルバッファは,表の行を格納したユーザ用RDエリアのグローバルバッファとは独立して管理されます。このため,グローバルバッファ内でインデクスページとデータページが共用されることがありません。しかし,あるインデクスに対して,表やほかのインデクスと同一のグローバルバッファを割り当てると,ほかの表のデータなどが一時的に大量に入力された場合,このインデクスの情報がグローバルバッファ上から追い出されてしまうことがあります。
インデクス専用のグローバルバッファの概要を次の図に示します。
図11-1 インデクス用グローバルバッファの概要
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.