スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
マルチHiRDBをインストールする場合に気を付けることについて説明します。
マルチHiRDBのサーバでは,HiRDBごとに別々のHiRDB管理者を登録してください。HiRDB管理者の登録については,「2.1.2 HiRDB管理者の登録」を参照してください。
HiRDBのインストールについては,「2.2 HiRDBのインストール手順」を参照してください。
セットアップ識別子を指定してインストールした場合,HiRDBのサービスが起動する前に連絡用ポートのサービス名及び連絡用ポートのサービス番号をSERVICESファイルに設定する必要があります。連絡用ポートのサービス名とサービスポート番号の決定から設定まで手順を次に示します。
HiRDBシステムで同一,単一サーバマシンで一意な連絡用ポートのサービス名及びサービスポート番号を決定します。HiRDBのユニットをどのように構成するかを確認してください。
(a)で決定した連絡用ポートのサービス名と,HiRDBシステムで同一,単一サーバマシンで一意なサービスポート番号をSERVICESファイル(「%windir%\system32\drivers\etc」下のファイル)に登録します。
(b)で設定した連絡用ポートのサービス名を各ユニットに設定します。HiRDBサーバ内のユニットは同じ連絡用ポートのサービス名,サービスポート番号にしてください。サービスポート番号は,pdntenvコマンドで設定します。
インストール直後の連絡用ポートのサービス名には,標準セットアップした場合はpdrshsrvに,セットアップ識別子を指定してインストールした場合はpdrshsrvに,セットアップ識別子を付けた名称が仮定されます。標準セットアップしたHiRDB/パラレルサーバとセットアップ識別子(P001)を指定したHiRDB/パラレルサーバで,マルチHiRDBを構成したときの連絡用ポートのサービス名とサービスポート番号の設定例を次の図に示します。
図10-1 連絡用ポートのサービス名とサービスポート番号の設定例
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