スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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9.2.1 RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域の設計

RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域の設計方針について説明します。

<この項の構成>
(1) 信頼性向上のための方針
(2) 性能向上のための方針

(1) 信頼性向上のための方針

  1. RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域は,次に示すサーバを定義するサーバマシンに作成します。
    • ディクショナリサーバ
    • バックエンドサーバ
  2. 次に示すRDエリアを作成するHiRDBファイルシステム領域は,ディクショナリサーバを定義するサーバマシンに作成します。
    • システム用RDエリア
    • データディクショナリLOB用RDエリア
    • レジストリ用RDエリア
    • レジストリLOB用RDエリア
  3. 次に示すRDエリアを作成するHiRDBファイルシステム領域は,バックエンドサーバを定義するサーバマシンに作成します。
    • ユーザ用RDエリア
    • ユーザLOB用RDエリア

(2) 性能向上のための方針

  1. RDエリアを作成するHiRDBファイルシステム領域は,次に示すRDエリア用ごとに作成することをお勧めします。
    • システム用RDエリア
    • データディクショナリLOB用RDエリア
    • ユーザ用RDエリア
    • ユーザLOB用RDエリア
    • レジストリ用RDエリア
    • レジストリLOB用RDエリア
  2. システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域と,RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域は,別々のハードディスクに作成することをお勧めします。これによって,シンクポイントダンプを取得するときに入出力の分散ができ,シンクポイントダンプの取得処理時間を短縮できます。