スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
バージョンアップの手順を次に示します。
障害時に備えて,データベース複写ユティリティ(pdcopy)で次に示すRDエリアのバックアップを取得します。なお,データベース複写ユティリティ(pdcopy)に-M xオプションを指定してください。
バックアップの取得方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
pdstopコマンドでHiRDBを正常終了させます。
次に示す場所にあるファイルのうち,必要なものを退避します。
どのファイルを退避するかについては,該当するプラグインのマニュアルを参照してください。HiRDBがセットアップされたすべてのサーバマシンでファイルを退避してください。
HiRDBの各サーバマシンで,新しいバージョンのプラグインをインストールします。インストール方法については,各プラグイン提供のマニュアルを参照してください。
システム共通定義から,バージョンアップ対象のプラグインのpdpluginオペランドを削除します。システム共通定義ファイルがあるすべてのサーバマシンから削除してください。
HiRDBがセットアップされたすべてのサーバマシンで,(3)で退避したファイルを復旧してください。
pdstartコマンドでHiRDBを開始します。
pdplgrgstコマンドに-aオプションを指定して実行し,プラグインを更新登録します。
pdstopコマンドでHiRDBを正常終了させます。
HiRDBが正常終了したら,システム共通定義にpdpluginオペランドを指定してください。pdpluginオペランドには,バージョンアップしたプラグインの名称を指定します。
HiRDB/パラレルサーバの場合,すべてのサーバマシン上のシステム共通定義にpdpluginオペランドを追加してください。追加漏れがあるとHiRDBを開始できません。
pdstartコマンドでHiRDBを開始します。開始すると,バージョンアップ前に定義していた表,インデクスを使用できるようになります。さらに,バージョンアップ後のプラグインが新しい機能を提供する場合,その機能を利用できます。
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