スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
作成済みのHiRDBシステム定義を更新します。既存のHiRDBシステムがない場合は選択できません。なお,簡易セットアップツールを使って設定していない環境の場合,HiRDBシステム定義ファイルの記述方法によっては,簡易セットアップツールが対応できないでエラーとなるときがあります。このようなときは,手動でHiRDBシステム定義を更新してください。
- <この節の構成>
- (1) 定義を更新する前に
- (2) 定義の更新手順
(1) 定義を更新する前に
定義を更新する場合,HiRDBを停止し,アンロード待ち状態のシステムログファイルをアンロードしておく必要があります。また,次のオペランドの変更時はpdloginitコマンドでシステムログファイルを初期化する必要があります。
(2) 定義の更新手順
定義の更新手順を次に示します。
- [HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウで[定義更新]をクリックします。
[HiRDBセットアップツール−詳細定義(定義更新)]ウィンドウが表示されます。
- システム構成ツリービューで作成する定義を選択して,オペランドを追加又は削除したり,指定値を変更したりします。なお,HiRDBシステム定義を編集する場合の注意事項については,「3.9 HiRDBシステム定義を編集する場合の注意事項」を参照してください。
- メニューの[ファイル]−[システム定義のチェック]を選択して,HiRDBシステム定義のチェックをします。
HiRDBシステム定義のチェックでエラーがあると,定義の更新はできません。エラーの原因を取り除いてから再度HiRDBシステム定義のチェックをしてください。
- メニューの[ファイル]−[システム定義の更新]を選択すると,HiRDBシステム定義が更新されます。
- メニューの[ファイル]−[終了]を選択すると,定義の更新を終了します。
- 注意
- 簡易セットアップツールはファイルの文字コード種別をSJISとして扱います。システム定義ファイルをSJIS以外で保存した場合,[システム定義の更新]でオペランドのコメント欄の文字コード種別依存文字がGUI画面上で文字化けすることがありますが,[システム定義の更新]に影響ありません([システム定義のチェック]は正常終了します)。
- 文字コード種別をUTF-8でファイル保存した場合,ファイル先頭にUTF-8を示すBOM(Byte Order Mark:0xEFBBBF)が付加されることがあります。HiRDBを文字コード種別UTF-8でインストールしている場合だけ,簡易セットアップツールはシステム定義の更新時にユーザが作成したシステム定義ファイルのBOMを読みとばして,システム定義の更新実行後のファイルからはBOMを削除します。UTF-8以外の文字コードでセットアップしている場合は,BOMはデータの一部として読み込みます。そのため,[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウのオペランド一覧に不正なオペランドが表示されることがあり,[システム定義のチェック]がエラーとなってシステム定義の更新を実行することはできません。
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