スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
修正版HiRDBへの入れ替え手順を次に示します。
- 修正版HiRDBのインストール
修正版HiRDBをインストールする場合の注意事項を次に示します。
- 修正版HiRDBは,上書きインストールではなく,新規にインストールしてください。
- [プログラムメンテナンス用セットアップ]でインストールしたHiRDBは入れ替えのためだけに利用できます。
- HiRDB/パラレルサーバの場合,全ユニットで同一パス名のディレクトリに修正版HiRDBをインストールしてください。
インストールする修正版HiRDBの媒体によって手順が異なります。媒体ごとに手順を示します。
- インストーラ(HiRDBインストール用CD-ROM)の場合(HiRDB 07-01以前)
- 次の手順でインストールしてください。
- 1. 修正版HiRDBのインストール用CD-ROM中の01_srv\Setup.exeをダブルクリックし,インストーラを起動します。
- 2. インストーラ実行中に表示される[セットアップ方法]画面で[プログラムメンテナンス用セットアップ]を選択して,稼働中のHiRDBとは異なるディレクトリに修正版HiRDBをインストールします。
- インストーラ(統合CD-ROM)の場合(HiRDB 07-02以降)
- 1. 修正版HiRDBの統合CD-ROM中のhcd_inst.exeを実行して,日立総合インストーラを起動します。
- 2. [日立総合インストーラ]画面で,HiRDB/シングルサーバの場合は[HiRDB/Single Server]を,HiRDB/パラレルサーバの場合は[HiRDB/Parallel Server]を選択して,HiRDBのインストーラを起動します。
- 3. HiRDBのインストーラの[プログラムプロダクトの選択]画面で,HiRDB/シングルサーバの場合は[HiRDB/Single Server]を,HiRDB/パラレルサーバの場合は[HiRDB/Parallel Server]を選択して,HiRDB/Single Server又はHiRDB/Parallel Serverのインストーラを起動します。
- 4. HiRDB/Single Server又はHiRDB/Parallel Serverのインストーラ実行中に表示される[セットアップ方法]画面で[プログラムメンテナンス用セットアップ]を選択して,稼働中のHiRDBとは異なるディレクトリに修正版HiRDBをインストールします。
- 修正パッチ(HiRDB 07-03以降)の場合
- 1. 稼働中のHiRDBをインストールした時に使用した統合CD-ROM中のhcd_inst.exeを実行して,日立総合インストーラを起動します。
- 2. 「インストーラ(統合CD-ROM)の場合(HiRDB 07-02以降)」の手順2〜4と同じ操作をして,HiRDBをインストールします。
- 3. 修正版HiRDBの修正パッチを実行して,2.でインストールしたHiRDBにパッチを適用します。適用手順については,修正パッチに添付しているRELEASE.TXTを参照してください。なお,最新版の修正パッチには過去の修正内容が含まれているため,過去に発行された修正パッチを適用する必要はありません。
- 修正版HiRDBサービスの開始(HiRDB/パラレルサーバの場合だけ)
次の手順で修正版HiRDBのサービスを開始してください。
1. [コントロールパネル]の[サービス]をダブルクリックしてください。
2. [サービス]リストボックスから修正版HiRDBのサービス「HiRDB/ParallelServer-RNW」を選択して,[スタートアップ]ボタンをクリックしてください。
3. [ログオン]がシステムアカウントに設定されているので,アカウントを選択してください。アカウントの右にあるボタンをクリックして,[ユーザーの追加]画面を表示させます。
4. [名前の一覧]からHiRDB管理者を選択します。[追加]をクリックし,[OK]をクリックしてください。
5. [パスワード]画面でHiRDB管理者のパスワードを入力してください。同じパスワードを[パスワードの確認入力]画面にも入力して,[OK]をクリックしてください。
6. [サービス]リストボックスから修正版HiRDBのサービスを選択して,[開始]をクリックしてください。
- 入れ替え用ディレクトリに修正版HiRDBをコピー
[スタート]−[プログラム]−[HiRDBSingleServer-RNW]又は[HiRDBParallelServer-RNW]−[HiRDBコマンドプロンプト]を選択して,修正版HiRDBの作業用コンソールを起動します。この作業用コンソールで,"pdprgcopy 稼働中のHiRDB運用ディレクトリ"コマンドを実行して,修正版HiRDBを稼働中のHiRDB運用ディレクトリ下の入れ替え用ディレクトリ(%PDDIR%\renew)にコピーしてください。HiRDB/パラレルサーバの場合はシステムマネジャがあるユニットで作業用コンソールを起動してpdprgcopyコマンドを実行してください。
- 入れ替え対象のHiRDBがオンライン状態であるかどうかの確認
[スタート]−[プログラム]−[HiRDBSigleServer]又は[HiRDBParallelServer]−[HiRDBコマンドプロンプト](セットアップ識別子を指定してインストールした場合は,[HiRDBSigleServerセットアップ識別子]又は[HiRDBParallelServerセットアップ識別子]になります)をクリックして,稼働中のHiRDBの作業用コンソールを起動し,pdlsコマンドで全ユニットが「ACTIVE」と表示されていることを確認してください。確認が終了したら,HiRDBコマンドプロンプトは終了してください。
- ほかのプログラムの終了
稼働中のHiRDB運用ディレクトリにアクセスしているプログラム(エクスプローラ,コマンドプロンプトなど)や,レジストリにアクセスしているプログラム(regeditなど),HiRDB運用コマンドはすべて終了してください。
- 修正版HiRDBへの入れ替え
修正版HiRDBの作業用コンソール上で"pdprgrenew 稼働中のHiRDB運用ディレクトリ"コマンドを実行して,HiRDBの入れ替えをします。このコマンドを実行すると,稼働中のHiRDBをバックアップ用ディレクトリ(%PDDIR%\renew_bak)に退避した後,稼働中のHiRDBを3.でコピーした入れ替え用ディレクトリの修正版HiRDBと入れ替えます。HiRDB/パラレルサーバの場合はシステムマネジャがあるユニットの作業用コンソール上でpdprgrenewコマンドを実行してください。
- 修正版HiRDBサービスの停止(HiRDB/パラレルサーバの場合だけ)
[コントロールパネル]−[サービス]を選択して,修正版HiRDBのサービス「HiRDB/ParallelServer-RNW」を停止してください。
- 修正版HiRDBのアンインストール
[スタート]−[プログラム]−[HiRDBSingleServer-RNW]又は[HiRDBParallelServer-RNW]−[HiRDBSingleServerのアンインストール]又は[HiRDBParallelServerのアンインストール]を選択して,1.でインストールした修正版HiRDBをアンインストールしてください。なお,アンインストール時に修正版HiRDBの運用ディレクトリ下のファイル及びディレクトリの一部が削除されなかった場合,手動で運用ディレクトリ下のファイル及びディレクトリを削除してください。
- OS環境ファイルの設定(HiRDB/パラレルサーバの場合だけ)
「1.4.3 入れ替え前にすること」で設定した連絡用ポートのサービス名とポート番号をSERVICESファイル(%windir%\system32\drivers\etc\SERVICES)から削除してください。
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