スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

3.1.4 簡易セットアップツールの稼働環境

Windows版HiRDBの環境設定をする場合は,HiRDBをインストールしたWindowsマシンで簡易セットアップツールを実行します。

注意
  • 古いバージョンの簡易セットアップツールを使用しないでください。操作対象のHiRDBと同じバージョンの簡易セットアップツールを使用してください。
  • マルチHiRDB環境を構築する場合,二つのHiRDBを簡易セットアップツールで同時に環境設定できません。一つのHiRDBを簡易セットアップツールで環境設定した後に,もう一つのHiRDBを簡易セットアップツールで環境設定してください。
<この項の構成>
(1) Windows版HiRDBに対して簡易セットアップツールを使用する場合
(2) 簡易セットアップツールを実行するマシン環境

(1) Windows版HiRDBに対して簡易セットアップツールを使用する場合

HiRDB/シングルサーバの環境設定を行う場合は,HiRDB/シングルサーバをインストールしたサーバマシンで簡易セットアップツールを実行してください。HiRDB/パラレルサーバの環境設定を行う場合は,HiRDB/パラレルサーバを構成するサーバマシンの一つで簡易セットアップツールを実行してください。

簡易セットアップツールを使用したWindows版HiRDBの環境設定の概要を図3-3図3-4に示します。

図3-3 簡易セットアップツールを使用したWindows版HiRDBの環境設定の概要(HiRDB/パラレルサーバの場合)

[図データ]

〔説明〕
サーバマシン1で簡易セットアップツールを実行し,サーバマシン1,サーバマシン2,及びサーバマシン3のHiRDB/パラレルサーバの環境設定を行います。

図3-4 簡易セットアップツールを使用したWindows版HiRDBの環境設定の概要(HiRDB/シングルサーバで系切り替え機能を使用する場合)

[図データ]

〔説明〕
サーバマシン1で簡易セットアップツールを実行し,サーバマシン1を現用系に,サーバマシン2を予備系に指定してHiRDB/シングルサーバの環境設定を行います。

(2) 簡易セットアップツールを実行するマシン環境

簡易セットアップツールを実行するマシンの前提OSと,Windows版HiRDBのセットアップ可否を次の表に示します。

表3-1 簡易セットアップツールを実行するマシンの前提OSと,Windows版HiRDBのセットアップ可否

プラットフォーム 前提OS Windows版HiRDBのセットアップ
Windows Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista Business
Windows Vista Ultimate,又はWindows Vista Enterprise
Windows Server 2008
Windows(IPF) Windows Server 2003
Windows Server 2008
Windows (x64)
64ビットモード
Windows XP
Windows Server 2003
Windows Vista Business
Windows Vista Ultimate,又はWindows Vista Enterprise
Windows Server 2008

(凡例)
○:セットアップできます。

注※
32ビットエミュレーションモードで動作します。