スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
(1) HiRDBをアンインストールするユニットの状態を確認
HiRDBをアンインストールする前に,HiRDBをアンインストールするユニットの状態を確認します。該当するユニットでpdls -d ustコマンドを実行します。
- 終了ステータスが0の場合(ユニットの状態がONLINE):
HiRDBが稼働中です。HiRDBをpdstopコマンドで正常終了させてください。
- 終了ステータスが4の場合(ユニットの状態がSTARTING,又はSTOPPING):
HiRDBが開始処理の途中,又は停止処理の途中です。処理が終了してからpdls -d ustコマンドを再度実行してください。
- 終了ステータスが8の場合(ユニットの状態がPAUSE):
障害によって,プロセスサーバプロセスの再起動を中断した状態です。この状態で,アンインストールを実行する場合は,「(3)HiRDBのアンインストール」へ進んでください。
アンインストールを実行しない場合は,KFPS00715-Eメッセージ及びこのメッセージ以前のイベントログに出力されたメッセージを参照して障害の原因を取り除いてから,サービスを開始し,ユニットを再開始してください。
- 終了ステータスが12の場合の場合(ユニットの状態がSTOP):
HiRDBが停止状態です。サービスを停止してください。
- 終了ステータスが16の場合(セットアップ状態がUNSETUP):
アンインストールを実行できます。
(2) HiRDBのサービスの停止
アンインストールするHiRDBのサービスが開始しているかどうかを[コントロールパネル]−[サービス]で確認してください。開始している場合はHiRDBのサービスを停止してから,アンインストールを実行してください。
(3) HiRDBのアンインストール
HiRDBをアンインストールする場合は,コマンド,ユティリティ,アプリケーション,HiRDB Datareplicator,及びHiRDB Dataextractorはあらかじめ停止しておいてください。これらを停止しないと,実行形式ファイルや共用ライブラリの削除に失敗することがあります。
- 注意
- アンインストールを行う前に,Windowsファイアウォールの例外リストからHiRDBが使用するポート番号やプログラムを削除してください。アンインストールを行った後では正しく削除できません。
- 削除する前にアンインストールしてしまった場合は,HiRDBを再度インストールし,その後に例外リストから削除する必要があります。
- 例外リストからの削除方法については,「2.7 Windowsファイアウォールの例外リストからの削除」を参照してください。
HiRDB/シングルサーバのアンインストール手順を次に示します。
- 〈手順〉
- [スタート]−[プログラム]−[HiRDBSingleServer]−[HiRDBSingleServerのアンインストール]を選択します。
[HiRDBSingleServerのアンインストール]が登録されていないバージョンの場合は,[コントロールパネル]−[アプリケーションの追加と削除]の[インストールと削除]を表示します。一覧の中から「HiRDB/SingleServer」を選択し,[追加と削除]をクリックし,[OK]ボタンをクリックします。
- アンインストールが始まります。しばらくすると,[共有ファイルを削除しますか?]という問い合わせのメッセージが表示されることがあります。表示されたら,[いいえ]をクリックしてください。
- アンインストールが終わると,「HiRDB/Single Serverの再インストールは,コンピュータを再起動した後に行ってください」というメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックしてください。
- 次に[コンピュータからプログラムを削除]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックしてください。これで,アンインストールは終了です。
アンインストールが成功していない場合,考えられる原因と対策を次に示します。
考えられる原因 |
対策 |
コマンド,ユティリティ,HiRDB Datareplicator,又はHiRDB Dataextractorのどれかが実行されています。 |
コマンド,ユティリティ,HiRDB Datareplicator,又はHiRDB Dataextractorを停止して,アンインストールを再度実行してください。 |
そのほか(障害が発生しているなど) |
イベントログに出力されたメッセージを参照して,障害原因を取り除いてから,アンインストールを再度実行してください。 |
- アンインストールしても,インストール後に作成されたディレクトリ及びファイルは,インストールディレクトリ下に残ります。インストールディレクトリがデフォルトの場合は,エクスプローラなどを使用して,「C:\win32app\hitachi」ディレクトリ下の「hirdb_s」ディレクトリを削除してください。ただし,HiRDB Control Manager - Agentをアンインストールしていない場合には,先にHiRDB Control Manager - Agentをアンインストールしてから,「hirdb_s」ディレクトリを削除してください。
HiRDB/パラレルサーバをアンインストールする場合は,HiRDB/パラレルサーバを構成するすべてのサーバマシンでアンインストールを実施します。アンインストール手順を次に示します。
- 〈手順〉
- [スタート]−[プログラム]−[HiRDBParallelServer]−[HiRDBParallelServerのアンインストール]を選択します。
[HiRDBParallelServerのアンインストール]が登録されていないバージョンの場合は,[コントロールパネル]−[アプリケーションの追加と削除]の[インストールと削除]を表示します。一覧の中から「HiRDB/ParallelServer」を選択し,[追加と削除]をクリックし,[OK]ボタンをクリックします。
- アンインストールが始まります。しばらくすると,[共有ファイルを削除しますか?]という問い合わせのメッセージが表示されることがあります。表示されたら,[いいえ]をクリックしてください。
- アンインストールが終わると,「HiRDB/Parallel Serverの再インストールは,コンピュータを再起動した後に行ってください」というメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックしてください。
- 次に[コンピュータからプログラムを削除]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックしてください。これで,アンインストールは終了です。
アンインストールが成功していない場合,考えられる原因と対策を次に示します。
考えられる原因 |
対策 |
コマンド,ユティリティ,HiRDB Datareplicator,又はHiRDB Dataextractorのどれかが実行されています。 |
コマンド,ユティリティ,HiRDB Datareplicator,又はHiRDB Dataextractorを停止して,アンインストールを再度実行してください。 |
そのほか(障害が発生しているなど) |
イベントログに出力されたメッセージを参照して,障害原因を取り除いてから,アンインストールを再度実行してください。 |
- アンインストールしても,インストール後に作成されたディレクトリ及びファイルは,インストールディレクトリ下に残ります。インストールディレクトリがデフォルトの場合は,エクスプローラなどを使用して,「C:\win32app\hitachi」ディレクトリ下の「hirdb_p」ディレクトリを削除してください。ただし,HiRDB Control Manager - Agentをアンインストールしていない場合には,先にHiRDB Control Manager - Agentをアンインストールしてから,「hirdb_p」ディレクトリを削除してください。
HiRDBをアンインストールした後に,HiRDB運用ディレクトリ下にファイルが残ることがあります。この場合,ファイルを削除してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2009, Hitachi, Ltd.