スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)
ここでは,HiRDBが設定しているユーザ権限の種類について説明します。HiRDBのユーザ権限の種類を次の図に示します。
図9-1 HiRDBのユーザ権限の種類
これらのHiRDBのユーザ権限は,HiRDB管理者,DBA権限保持者,又はスキーマ所有者が,各ユーザに対して与えます。
DBA権限,CONNECT権限,及びスキーマ定義権限を与えたり,取り消したりするために必要な権限です。この権限を持っていると,次に示すことができます。
監査人に必要な権限です。この権限を持っていると次に示すことができます。
セキュリティ監査機能を使用する場合に監査権限を設定します。セキュリティ監査機能については,「9.2 セキュリティ監査機能」を参照してください。
CONNECT権限とは,HiRDBを利用するために必要な権限です。この権限を持っていると,データベースに接続(CONNECT)できるようになります。CONNECT権限を持たないユーザがHiRDBを利用しようとするとエラーになります。
スキーマ定義権限とは,スキーマを定義するために必要な権限です。この権限を持っていると,次に示すことができます。
RDエリア利用権限とは,RDエリアを使用するために必要な権限です。RDエリア利用権限があるRDエリアに表及びインデクスを定義できます。認可識別子を指定してRDエリア利用権限を与えたRDエリアを私用RDエリアといい,PUBLICを指定してRDエリア利用権限を与えたRDエリアを公用RDエリアといいます。
アクセス権限とは,表をアクセスするために必要な権限です。アクセス権限を持つユーザだけが表をアクセスできます。アクセス権限は,表単位に設定します。アクセス権限の種類を次の表に示します。
表9-1 アクセス権限の種類
権限種別 | 内容 |
---|---|
SELECT権限 | 表の行データの検索(SELECT)を許可します。 |
INSERT権限 | 表への行データの追加(INSERT)を許可します。 |
DELETE権限 | 表の行データの削除(DELETE)を許可します。 |
UPDATE権限 | 表の行データの更新(UPDATE)を許可します。 |
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