スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

6.9.6 自動再接続機能

サーバプロセスダウン,系切り替え,ネットワーク障害などの要因でHiRDBサーバとの接続が切断された場合に,自動的に再接続する機能を自動再接続機能といいます。自動再接続機能を使用すると,ユーザはHiRDBサーバとの接続の切断を意識しないで,UAPの実行を継続できます。自動再接続機能を使用する場合はクライアント環境定義PDAUTORECONNECTにYESを指定します。

適用基準
HiRDBサーバで次の処理を実行している場合,HiRDBクライアントはその処理が終わるまで待ち状態となります。
  • システム構成変更コマンド(pdchgconf)を実行している場合
  • 修正版HiRDBの入れ替えを実行している場合
  • トランザクションキューイング機能を使用して,計画系切り替えを実行している場合
待ち状態となっている間,PDCWAITTIMEの時間で待ち時間が監視されます。PDCWAITTIMEの時間を超えた場合,待ち状態は解除されてUAPにPDCWAITTIMEオーバーのエラーを返却します。
タイミングによっては,上記の処理が実行中であることを検知できないため,通信処理エラーになることがあります。あらかじめ上記の処理を実行することが分かっている場合は,自動再接続機能の適用を検討してください。自動再接続機能を使用すると,上記の処理を実行している場合でも,UAPにエラーを返さないで処理を続行できます。