スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)

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6.5.2 HiRDB/パラレルサーバのHiRDBシステム定義の体系

HiRDBシステム定義ファイル一覧を次の表に示します。また,HiRDBシステム定義ファイルの構成例を図6-8に,HiRDB External Data Access機能を使用する場合のHiRDBシステム定義ファイルの構成例を図6-9に示します。

表6-6 HiRDBシステム定義ファイル一覧(HiRDB/パラレルサーバの場合)

定義の種類 格納ファイル名 内容
システム共通定義 %PDDIR%\conf\pdsys HiRDBの構成及び共通情報を定義します。一つのユニットに一つ必要です。なお,各ユニットのシステム共通定義の内容は同一にしてください。
ユニット制御情報定義 %PDDIR%\conf\pdutsys ユニットの制御情報を定義します。一つのユニットに一つ必要です。
サーバ共通定義 %PDDIR%\conf\pdsvrc 各サーバ定義のオペランドのデフォルト値を定義します。必要に応じて定義してください。
フロントエンドサーバ定義 %PDDIR%\conf\サーバ名 フロントエンドサーバの実行環境を定義します。一つのフロントエンドサーバに一つ必要です。
ディクショナリサーバ定義 %PDDIR%\conf\サーバ名 ディクショナリサーバの実行環境を定義します。一つのディクショナリサーバに一つ必要です。
バックエンドサーバ定義 %PDDIR%\conf\サーバ名 バックエンドサーバの実行環境を定義します。一つのバックエンドサーバに一つ必要です。
UAP環境定義 %PDDIR%\conf\pduapenv\任意の名称 UAPの実行環境を定義します。必要に応じて定義してください。UAP環境定義はフロントエンドサーバがあるユニットに作成します。マルチフロントエンドサーバの場合は,UAP環境定義を適用したいフロントエンドサーバに定義してください。UAP環境定義は最大4,096個作成できます。
SQL予約語定義 %PDDIR%\conf\pdrsvwd\任意の名称 SQLの予約語を定義します。SQL予約語削除機能使用時に必要です。SQL予約語削除機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
外部サーバ情報定義 %PDDIR%\conf\外部サーバ名 外部サーバへの接続環境を定義します。外部サーバ接続用のバックエンドサーバがあるユニットに定義します。HiRDB External Data Access機能使用時に必要です。
Hub最適化情報定義 %PDDIR%\conf\任意の名称 HiRDB External Data Access機能の最適化情報を定義します。フロントエンドサーバがあるユニットに定義します。HiRDB External Data Access機能使用時に必要です。
なお,マルチフロントエンドサーバの場合は,各ユニットに同一内容のHub最適化情報定義が必要です。

図6-8 HiRDBシステム定義ファイルの構成例(HiRDB/パラレルサーバの場合)

[図データ]

図6-9 HiRDBシステム定義ファイルの構成例(HiRDB External Data Access機能を使用する場合)

[図データ]

〔説明〕
  • 外部サーバ接続用のバックエンドサーバがあるユニットに外部サーバ情報定義ファイルを作成します。
  • マルチフロントエンドサーバ環境のため,各ユニットにHub最適化情報定義ファイルを作成します。