スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)
FETCH文のINTO句に配列型の埋込み変数を指定すると,検索結果を一度に複数行取得できます。HiRDBクライアントからHiRDBサーバにアクセスし,大量のデータを検索する場合に配列を使用したFETCH機能を使用すると,検索性能を向上できます。ブロック転送機能とは異なり,複数行の検索結果を取得することをプログラム内で明示的に記述します。また,配列を使用したFETCHはINTO句に指定した埋込み変数と標識変数がすべて配列型の変数の場合に有効です。配列を使用したFETCH機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
INSERT文を実行する場合,複数行分のデータを設定した配列型の変数を指定すると,一つのSQL文で複数行分のデータを挿入できます。配列を使用したINSERT機能を使用すると,HiRDBクライアントとHiRDBサーバとの間の通信回数を削減できます。また,HiRDB/パラレルサーバの場合には,更にHiRDBサーバ内のサーバ間の通信回数も削減できます。そのため,HiRDBクライアントからHiRDBサーバにアクセスし,大量のデータを高速に挿入したい場合に有効となります。
配列を使用したINSERT機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
UPDATE文を実行する場合,複数回分のデータを設定した配列型の変数を指定すると,一つのSQL文で複数回分の表の列を更新できます。HiRDBクライアントとHiRDBサーバとの間の通信回数を削減できるため,HiRDBクライアントからHiRDBサーバにアクセスし,大量データを高速に更新する場合に有効です。
配列を使用したUPDATE機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
DELETE文を実行する場合,複数回分のデータを設定した配列型の変数を指定すると,一つのSQL文で複数回分の行の削除ができます。HiRDBクライアントとHiRDBサーバとの間の通信回数を削減できるため,HiRDBクライアントからHiRDBサーバにアクセスし,大量データを高速に削除する場合に有効です。
配列を使用したDELETE機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
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