スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)
HiRDBサーバからHiRDBクライアントにデータを転送するときに,任意の行数単位で転送する機能をブロック転送機能といいます。HiRDBクライアントからHiRDBサーバにアクセスし,大量のデータを検索する場合にブロック転送機能を使用すると,検索性能を向上できます。ただし,転送行数を多くすると通信のオーバヘッドが減少するので検索時間を短縮できますが,所要メモリが増加するので使用時には注意が必要です。また,転送行数を多くし過ぎると,通信で再送が発生し,再送のための時間が余分に掛かります。転送行数が多ければ多いほど再送も増えるため,転送行数が多いとブロック転送の効果がなくなります。したがって,転送行数に大き過ぎる値を指定しないようにしてください。ブロック転送機能の概要を次の図に示します。
図5-12 ブロック転送機能の概要
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