スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)

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3.3.14 ビュー表

実際にデータベースに格納している表(実表)から特定の行や列を選択して,新たに定義した仮想の表を作成できます。この仮想の表をビュー表といいます。特定の列だけを公開するビュー表を作成すれば,データの機密保護に効果的です。また,操作する列が少なくなるため,表の操作性が向上します。

ビュー表を作成するには,定義系SQLのCREATE VIEWを実行します。ビュー表の例を次の図に示します。

図3-20 ビュー表の例

[図データ]

〔説明〕
実表(ZAIKO)から,商品名(SNAME)がソックスの行である,商品コード(SCODE),在庫量(ZSURYO)及び単価(TANKA)の列で構成されるビュー表(VZAIKO)を作成しています。なお,列の並びは,商品コード,在庫量,単価の順とします。
   CREATE VIEW VZAIKO
       AS SELECT SCODE,ZSURYO,TANKA
       FROM ZAIKO
       WHERE SNAME = N'ソックス';

HiRDB External Data Access機能を使用する場合
外部表からビュー表を作成できます。ただし,このビュー表は更新できません。