スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)

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変更内容

変更内容(3020-6-351-40) HiRDB Version 8 08-05

追加・変更内容 変更個所
データベース中でデータを呼び出すごとに一連の整数値を返す順序数生成子を追加しました(自動採番機能)。 5.13表9-3付録C付録E
raw I/O機能で使用できるパーティションの形式について,説明を追加しました。 6.2(2)(b)
pd_large_file_useオペランドの省略値をNからYに変更しました。これに伴い,pd_large_file_useオペランドの説明を変更しました。 6.2(5)7.5.3(4)(a)
システムログファイルの空き容量不足を検知した場合,HiRDBが自動的にシステムログファイルを拡張できるようにしました(システムログファイルの自動拡張機能)。 6.3.1(3)
Windows Server 2008のクラスタソフトウェア(MSFC)の説明を追加しました。 8.1図8-1図8-4図8-5図8-6図8-8図8-9図8-11
HiRDB 08-05のサポート項目一覧を追加しました。 付録A
HiRDBが使用する共用メモリを固定できるようにしました。これによって,Windows版HiRDBでもpd_shmpool_attribute=fixed,およびpd_dbbuff_attribute=fixedが使用できるようになりました。 表B-1

単なる誤字・脱字などはお断りなく訂正しました。


変更内容(3020-6-351-30) HiRDB Version 8 08-04

追加・変更内容
HiRDBの稼働プラットフォームにWindows Server 2008を追加しました。
JP1/NETM/Auditと連携して,HiRDBが出力する監査証跡をJP1/NETM/Auditで一元管理できるようにしました。
SQL拡張最適化オプションに,値式に対する結合条件適用機能を追加しました。これによって,値式を含む結合条件しかない場合,アクセスパスが直積からネストループジョイン,ハッシュジョイン,またはマージジョインになり,SQL実行の高速化が期待できます。
RDエリアの自動増分に次の機能を追加しました。
  • 自動増分によってHiRDBファイルシステム領域サイズの上限を超える場合,HiRDBファイルシステム領域の上限を自動的に拡張するようにしました。
  • 増分する契機を指定できるようにしました。
インデクスの名称を変更できるようにしました。
HiRDB 08-04のサポート項目一覧を追加しました。
拡張SYSLOG機能を適用することで,syslogfileへのメッセージ出力に失敗したとき,出力をリトライするようにしました。また,syslogfileに出力するメッセージの文字コード変換をできるようにしました。
Linux上で動作するODBC3.5ドライバを使用できるようにしました。これによって,PHPやPerlなどで作成したWebアプリケーションプログラムから,ODBCドライバを経由してHiRDBにアクセスできるようになります。

変更内容(3020-6-351-20) HiRDB Version 8 08-03

追加・変更内容
RDエリア内の全データをメモリ常駐できるインメモリデータ処理をサポートしました。この機能を使用すると,バッチ処理の処理時間を短縮できます。
C言語で作成するCストアドプロシジャ,およびCストアドファンクションを使用できるようにしました。
すべての利用者を示すPUBLICを所有者として定義するストアドルーチン(パブリックルーチン)を使用できるようにしました。これによって,UAP中からストアドルーチンを呼び出すときに,所有者の認可識別子を指定する必要がなくなりました。
HiRDB/シングルサーバでトランザクションキューイングを適用できるようにしました。また,HiRDB/パラレルサーバの場合,次に示すユニットに対してトランザクションキューイングを適用できるようにしました。
  • フロントエンドサーバだけで構成されているユニット
  • システムマネジャとフロントエンドサーバだけで構成されているユニット
このサポートに伴い,新規トランザクションをエラーにしないで,スタンバイ型系切り替え機能および影響分散スタンバイレス型系切り替え機能の計画系切り替えが実行できるようになりました。
中国語漢字コード(GB18030)を使用できるようにしました。
Javaストアドルーチン,Java手続き,およびJava関数という用語を,それぞれ外部Javaストアドルーチン,外部Java手続き,および外部Java関数という表記に変更しました。

変更内容(3020-6-351-10) HiRDB Version 8 08-02

追加・変更内容
HiRDBサーバおよびHiRDBクライアントの適用OSにWindows Vistaを追加しました。
XML形式で記述した文書を扱うデータ型であるXML型を追加しました。SQL中にXMLへの問合せ宣言であるXQueryを指定することによって,XML型の値の部分構造の値を取り出したり,部分構造の値に対する条件評価をしたりできます。
Javaストアドプロシジャの内部JDBCドライバとして,Type4 JDBCドライバを使用できるようにしました。
BLOB型および定義長が32,001バイト以上のBINARY型のデータの後方削除更新をできるようにしました。
系切り替え機能で,一つの実行系に複数の待機系を持つシステム構成(マルチスタンバイ構成)ができるようにしました。
セキュリティ監査機能で,ユーザが実行したSQL文およびSQLデータを監査証跡に取得できるようにしました。
セキュリティ監査機能で,アプリケーションサーバのユーザを特定できる情報を監査証跡に取得できるようにしました。これによって,Cosminexusを経由してHiRDBにアクセスしたユーザの追跡ができるようになりました。
監査証跡ファイルのデータを監査証跡表に自動でデータロードできるようにしました(監査証跡表の自動データロード機能)。
HiRDBクライアントとHiRDBサーバの接続可否の一覧表に,Version 7以降のHiRDBクライアントおよびHiRDBサーバを追加しました。
SANRISEという表記を日立ディスクアレイサブシステムに変更しました。

HiRDB Version 8 08-01

追加・変更内容
SQL最適化オプションに導出表の条件繰り込み機能を追加しました。これによって,導出表の列に対する探索条件に一致しない行を除いたあとに,導出表のための作業表が作成できるようになりました。