4.7.4 設定する項目
コネクションマルチ定義ユティリティでは,次の項目を設定します。
設定項目名 |
指定内容 |
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コネクションマルチ名 |
接続するDatabase Connection Serverに付ける任意名称を設定します。 <設定規則>DABrokerのシステム内でユニークな名称にしてください。最大255文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナは使用しないでください。 |
Database Connection Server のホスト名 |
接続するDatabase Connection Serverが存在するホスト名を設定します。 ここでの指定を省略した場合は,DABroker環境設定ユティリティのDatabase Connection Server接続設定(接続先ホスト名またはIPアドレス:DAB_DBS_HOST)に指定された値を仮定します。 |
Database Connection Server のポート番号又はサービス名 |
接続するDatabase Connection Serverのポート番号(Database Connection Serverではサーバスケジュール番号と呼ぶ)又はサービス名(ユーザの任意設定名称)を設定します。 ここで,サービス名を指定した場合は,[Windowsインストールディレクトリ]\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICESファイルにサービス名と対応するポート番号を設定してください(「4.3 ネットワーク環境の設定」参照)。 ここでの指定を省略した場合は,DABroker環境設定ユティリティのDatabase Connection Server接続設定(接続先サービス名またはポート番号:DAB_DBS_PORT)に指定された値を仮定します。 |
Database Connection Server からの応答監視時間 |
Database Connection Serverからの処理結果の応答待ち時間を設定します。 指定範囲:0,1〜65535(秒) 0を指定した場合:応答待ち時間を監視しません。 |
最大仮想コネクション数 |
1通信処理プロセス当たりで同時に確立できる仮想コネクション数の最大値を設定します。ここで設定した値を超えるユーザからの要求があった場合は,別の通信処理プロセスを起動し,仮想コネクションを確立してDatabase Connection Serverに接続します。なお,データベースには,「最大仮想コネクション数 × 通信処理プロセス数」で算出される数のユーザが同時にアクセスできます。 指定範囲:1〜100
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通信処理プロセス数 −最大仮想コネクション数を2以上の値にした場合に必ず設定する項目です。 |
Database Connection Serverと接続するときに起動する最大通信処理プロセス数を設定します。ここで設定した値を超えた場合は,アプリケーション又はDBPARTNERにエラーメッセージを返し,処理を受け付けません。 指定範囲:0,1〜1000 指定を省略した場合又は0を指定した場合:シングルコネクション(1通信処理プロセス当たり1仮想コネクション)となります。 |
プールコネクション数 −最大仮想コネクション数を2以上の値にした場合に設定できる項目です。 |
Database Connection Serverに接続するときに確立する仮想コネクションを,データベースアクセスが終了しても,確立されたままの状態でプールしておく数を設定します。確立済みの仮想コネクションをプールしておくことで,Database Connection Serverと接続するときの仮想コネクション確立時間を短縮できます。 指定範囲:0,1〜32767 指定を省略した場合又は0を指定した場合:プール機能を使用できません。 |
予約プールコネクション数 −最大仮想コネクション数を2以上の値にした場合に設定できる項目です。 |
DABroker起動時に仮想コネクションを確立しておく数を設定します。DABroker起動時に仮想コネクションが確立されていると,Database Connection Serverと接続するときの仮想コネクション確立時間を短縮できます。 指定範囲:0,1〜32767 指定を省略した場合又は0を指定した場合:予約プール機能を使用できません。 注意:
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