4.6.2 設定する項目

データベースごとに設定する項目について説明します。

<この項の構成>
(1) HiRDBを使用する場合
(2) ORACLEを使用する場合
(3) ODBC3.0を使用する場合
(4) Database Connection Server経由でメインフレーム系データベースを使用する場合
(5) 注意事項

(1) HiRDBを使用する場合

設定項目名指定内容
データベース種別名使用するデータベースに対して付ける任意名称
<設定規則>
接続先データベース定義ユティリティ内でユニークな名称にしてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
データベース名データベースごとに異なる情報の集まりに対して付ける任意名称
<設定規則>
同一データベース種別名内でユニークな名称にしてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
接続先ホスト名
(DBHOST)
HiRDBのホスト名
接続先ポート番号
(DBNAME)
ポート番号
ユーザID(USERID)接続ユーザID
パスワード(PASSWD)パスワード
環境変数HiRDBクライアントへ渡す環境変数を,下のテキストボックスに指定します。
HiRDB使用時に指定できる環境変数の詳細については,HiRDBのマニュアルを参照してください。
<設定規則>
1024文字まで指定できます。
2バイト文字,及び半角の片仮名は使用しないでください。
各環境変数の先頭に,必ず区切り文字(@)を記述してください。
PDHOST(ホスト名称,又はIPアドレス),及びPDNAMEPORT(接続するポート番号)は,先頭か末尾で必ず指定します。
PDHOST,及びPDNAMEPORTは,重複して指定しないでください。
PDHOST,及びPDNAMEPORT以外の環境変数は,DABrokerで設定した値をそのまま使えます。
DABrokerでは,指定した環境変数の妥当性はチェックしません。
環境変数グループHiRDBクライアントへ渡す環境変数グループ名を,下のテキストボックスで指定します。
環境変数グループの名称や,環境変数グループで指定できる内容の詳細については,HiRDBのマニュアルを参照してください。
<設定規則>
30文字まで指定できます。
2バイト文字,及び半角の片仮名は使用しないでください。
DABrokerでは,指定した環境変数グループが有効かどうかはチェックしません。
注※

アプリケーションでユーザID,パスワードの指定のない場合にここで指定されたユーザID,パスワードを使用してデータベースにアクセスします。また,DABrokerでは,接続先データベース定義ファイル出力時にパスワードを暗号化しないため,必要がない場合,パスワードはアプリケーション側で指定してください。

(2) ORACLEを使用する場合

設定項目名指定内容
データベース種別名使用するデータベースに対して付ける任意名称
<設定規則>
接続先データベース定義ユティリティ内でユニークな名称にしてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
データベース名データベースごとに異なる情報の集まりに対して付ける任意名称
<設定規則>
同一データベース種別名内でユニークな名称にしてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
リスナー名
(DBNAME)
SQL*NET経由でアクセスするORACLEのリスナー名称
ただし,リモートアクセスしない場合は省略します。
ユーザID(USERID)接続ユーザID
パスワード(PASSWD)パスワード
注※
アプリケーションでユーザID,パスワードの指定のない場合にここで指定されたユーザID,パスワードを使用してデータベースにアクセスします。また,DABrokerでは接続先データベース定義ファイル出力時にパスワードを暗号化しないため,必要がない場合はパスワードはアプリケーション側で指定してください。

(3) ODBC3.0を使用する場合

設定項目名指定内容
データベース種別名使用するデータベースに対して付ける任意名称
<設定規則>
接続先データベース定義ユティリティ内でユニークな名称にしてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
データベース名データベースごとに異なる情報の集まりに対して付ける任意名称
<設定規則>
同一データベース種別名内でユニークな名称にしてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
データベースSQLServer:SQL Server
接続情報(DBHOST)ODBC3.0に渡す接続情報
接続情報のキーワードは ;(セミコロン)で区切ります。
ODBCのデータソース名(DBNAME)ODBC3.0のデータソース名
ユーザID(USERID)接続ユーザID
パスワード(PASSWD)パスワード
注※
アプリケーションでユーザID,パスワードの指定のない場合にここで指定されたユーザID,パスワードを使用してデータベースにアクセスします。また,DABrokerでは接続先データベース定義ファイル出力時にパスワードを暗号化しないため,必要がない場合はパスワードはアプリケーション側で指定してください。

(4) Database Connection Server経由でメインフレーム系データベースを使用する場合

設定項目名指定内容
データベース種別名使用するデータベースに対して付ける任意名称
<設定規則>
接続先データベース定義ユティリティ内でユニークな名称にしてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
データベース名データベースごとに異なる情報の集まりに対して付ける任意名称
<設定規則>
同一データベース種別名内でユニークな名称にしてください。23文字まで指定できます。2バイト文字,半角カタカナ文字は使用しないでください。
データベース次のどれかを選択します。
  • XDM/RD:VOS3 XDM/RD
  • XDM/SD:VOS3 XDM/SD
  • SQL/K:VOSK SQL/K
  • VOSKSPOOL:VOSK スプールファイル
  • RDB1:VOS1 RDB1 E2
  • VOS1PDM2:VOS1 PDMII E2
使用するアプリケーション開発用インタフェースによって,アクセスできるデータベースが異なります。詳細については,各DABroker関連製品,又はDBPARTNERのマニュアルを参照してください。
コネクションマルチ名
(DBHOST)
コネクションマルチ名
コネクションマルチ定義ユティリティ(「4.7 DABrokerコネクションマルチ定義(Database Connection Server経由のDBアクセス定義)」参照)で設定したコネクションマルチ名を指定してください。
分散定義名(DBNAME)分散定義名称
接続するDatabase Connection Serverのデータベース識別子(RDノード名称)
ユーザID(USERID)接続ユーザID
パスワード(PASSWD)パスワード
送信バッファサイズ
(SNDBUF)
Database Connection Server側へ送信するデータバッファのサイズ(64~2097151​キロバイト)
なお,ここでの指定を省略した場合又はコネクションマルチ機能(「4.7 DABrokerコネクションマルチ定義(Database Connection Server経由のDBアクセス定義)」参照)を使用する場合は,DABroker環境設定ユティリティで設定した値が有効になります。
受信バッファサイズ
(RCVBUF)
Database Connection Server側から受信するデータバッファのサイズ(64~2097151​キロバイト)
なお,ここでの指定を省略した場合又はコネクションマルチ機能(「4.7 DABrokerコネクションマルチ定義(Database Connection Server経由のDBアクセス定義)」参照)を使用する場合は,DABroker環境設定ユティリティで設定した値が有効になります。
注※
アプリケーションでユーザID,パスワードの指定のない場合にここで指定されたユーザID,パスワードを使用してデータベースにアクセスします。また,DABrokerでは接続先データベース定義ファイル出力時にパスワードを暗号化しないため,必要がない場合はパスワードはアプリケーション側で指定してください。

(5) 注意事項