障害発生からある一定の時間までをさかのぼって,共有メモリがどういう状態であったかを示す情報が次のログファイルに取得されます。
- UNIX:DABroker運用ディレクトリ/spool/dabsvdemon.log
- Windows:DABroker運用ディレクトリ¥spool¥dabsvdemon.log
ログファイルの大きさは,環境変数DABSVLOGSIZEで指定します。指定方法は「3.5 DABrokerの動作環境の設定項目(UNIX)」または,「4.5 DABroker環境設定項目(Windows)」参照してください。
- メッセージは次の形式で出力されます。
![[図データ]](figure/zu60410.gif)
- 次にデーモンの生成・消滅・クリーンアップ実行結果ログの出力例を以下に示します。
![[図データ]](figure/zu60420.gif)
- 出力されるメッセージ内容を以下に示します。
出力プログラム | DABroker |
メッセージID | KFDB301YM-I |
メッセージ | Clean up. {xxx,yyy,zzz} , {sss} |
内容 | クライアントとの通信サーバデーモンのクリーンアップを実行しました。
- xxx:クリーンアップ前のデーモン数。
- yyy:クリーンアップしたデーモン数。
- zzz:クリーンアップ実行後のデーモン数。
- sss:DABrokerの状態。
- 0:正常実行中。
- 1:正常終了中。
- 2:計画終了中。
- 3:強制終了中。
|
出力プログラム | DABroker |
メッセージID | KFDB302YM-I |
メッセージ | dabtcpdmn {xxx} start. [yyyy] |
内容 | クライアントとの通信サーバデーモンを起動しました。
- xxx:dabtcpdmnの引数
- yyyy:起動したプロセスID
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出力プログラム | DABroker |
メッセージID | KFDB303YM-I |
メッセージ | dabtcpdmn end. [xxxx] |
内容 | クライアントとの通信サーバデーモンを終了しました。
- yyyy:起動したプロセスID
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- 注意事項
- DABroker動作環境定義のDABMAXBLOCKUSERSに2以上の値が設定されている場合,DABrokerは1つのプロセスで複数のユーザとの接続を実現しているため,クライアントが接続していない状態でも,クリーンアップの対象ログ(KFDB301YM-Iメッセージ)が出力されます。
- 本ログ出力によりディスクを圧迫したくない場合は,DABroker動作環境定義ファイル(dasysconf)のOTHERS節に,DAB_DEMON_LOG_MODE=LIMITEDの定義を追加することにより抑止することができます。
DAB_DEMON_LOG_MODEの設定方法については「3.5.6 その他の設定(UNIX)」または,「4.5.4 その他の設定(Windows)」を参照してください。