3.2.2 DABrokerのインストール

DABrokerのインストールは,標準インストーラ機能(Hitachi PP Installer)を使用して実行します。インストール先ディレクトリは,/opt/DABrokerです。

表3-1に,DABrokerのインストール時に作成されるファイル及びディレクトリの中で,DABrokerの関連製品で開発するアプリケーションからデータベースにアクセスする場合に必要なファイルとディレクトリを示します。

表3-1 DABrokerのインストール時に作成されるディレクトリとファイル

インストール時に作成される
ディレクトリとファイル
説  明
/opt/DABroker<インストール先ディレクトリ>
/bin<実行コマンド格納ディレクトリ>
/dabsetup DABrokerセットアップコマンド
/dabstart DABrokerの起動
/dabstop DABrokerの終了
/dabstat DABrokerの動作状態の表示
/dabcltrc クライアントとの通信トレースの表示
/dabdbtrc データベースアクセストレースの表示
/dabcmstart コネクションマルチ機能の起動
/dabcmstop コネクションマルチ機能の終了
/dabcmstat コネクションマルチ機能の動作状態の表示
/lib<ライブラリ格納ディレクトリ>
 ネイティブライブラリ(libdaJavaC.sl)など
/obj<オブジェクトファイル用ディレクトリ>
/AGT<エージェント処理用ディレクトリ>
/AGTGRP<グループ管理用ディレクトリ>
/msg<メッセージ用ディレクトリ>
/sample<サンプル格納ディレクトリ>
/dasysconf DABroker動作環境定義ファイルのサンプル
/dadbenv 接続先データベース定義ファイルのサンプル
/damconenv コネクションマルチ定義ファイルのサンプル
/conf<DABroker動作環境定義ファイルなどの格納ディレクトリ>
/spool<DABrokerスプール情報格納ディレクトリ>
/patch_dab<修正パッチ履歴ディレクトリ>
/.dabrokerenv<DABrokerの運用情報ファイル>
/.HTC_2340.inf<DABrokerトラブルシュート取得情報ファイル>