6.6.3 出力形式

DABrokerエラーログのファイル出力形式を次に示します。

履歴情報は,エラー発生時に履歴が存在する情報だけ出力されます。

<この項の構成>
(1) エラー事象
(2) データベース接続情報
(3) 履歴情報

(1) エラー事象

YYYY/MM/DD hh:mm:ss.ssssss
エラー発生日時が出力されます。
  • YYYY:西暦年,MM:月,DD:日
  • hh:時,mm:分,ss:秒,ssssss:マイクロ秒
AAAA
エラー発生スレッドID(16進数値)が出力されます。
SS...SS
エラーメッセージが出力されます。

(2) データベース接続情報

YYYY/MM/DD hh:mm:ss.ssssss
データベース接続日時が出力されます。ただし,データベースと接続していない場合は,"----/--/-- --:--:--.------"が出力されます。
  • YYYY:西暦年,MM:月,DD:日
  • hh:時,mm:分,ss:秒,ssssssマイクロ秒
BBBB
プロセスID(10進数値)が出力されます。
CCCC
DABroker接続ID(16進数値)が出力されます。
DDDD
データベース接続識別子(16進数値)が出力されます。
EEEE
UAP名称が出力されます。ただし,名称なしの場合は空白となります。
FFFF
データベースID(10進数値)が出力されます。
出力されるデータベースIDを次に示します。
1:HiRDB
2:Oracle7
4:VOS3 XDM/RD
5:VOS1 RDB1 E2
6:VOSK SQL/K
7:Oracle8i
68:VOS3 XDM/RD
69:VOS1 RDB1 E2
70:VOSK SQL/K
74:VOS3 XDM/SD
75:VOS1 PDM II E2
76:VOSK スプールファイル
注※
Database Connection Server経由
GGGG
実行中カーソルID(10進数値)が出力されます。
HHHH,IIII
保守用情報が出力されます。

(3) 履歴情報

履歴情報は,履歴種別によって出力される情報の意味が変わります。履歴種別を次に示します。

履歴種別(MMMM)
大きくわけて次の3種類に分類されます。
  • 共通履歴情報
    NOW:実行中の情報
    OLD:一つ前の要求の情報
  • SQL文の実行要求時に指定されたカーソルの履歴情報
    PRE:SQL PREPARE処理
    EXE:SQL EXECUTE処理
    FET1:SQL FETCH処理初回
    FET:SQL FETCH処理
    CLS:SQL CLOSE処理
  • コミット/ロールバック情報
    CMT:コミット処理
    RBK:ロールバック処理
共通情報
START-TIME:要求開始日時
EXEC-TIME:要求実行時間
FET1の場合は,最初の1件を検索した時間
FETの場合は,FETCH処理の累計実行時間
TID:要求実行スレッドID(16進数値)
CMT,RBKの場合は,空欄
COUNT:コネクト要求からの累計要求カウント数(16進数値)
FETの場合は,SQL文実行時のFETの要求回数
0xFFFFFFFFを超えた場合は,0から循環します。
REQ-CODE:
LLLL:要求コード(10進数値)
7.5.2 要求コード/応答コード」を参照してください。
MMMM:履歴種別
DATA:
NNNNNNNN:情報1(16進数値)
OOOOOOOO:情報2(16進数値)
PP..PP:詳細情報(任意文字列)
詳細を表6-3に示します。

表6-3 各履歴種別によるDATA内容

履歴種別(MMMM)情報1(NNNNNNN)情報2(OOOOOOO)詳細情報(P..PP)
PRE検索カラム数?パラメタ定義数SQLの先頭16バイト(マルチバイト文字コードの途中の場合はその文字は出力しません)
EXESQL実行件数?パラメタ指定数非表示
FET1要求時検索件数最大検索件数非表示
FET累計検索件数要求時検索件数非表示
CLS0固定0固定非表示
CMT非表示  
RBK非表示  
NOW今回の要求コードで取得した情報  
OLD前回の要求コードで取得した情報  
注※
INSERT,UPDATE,DELETE実行時の件数