仮想ディレクトリとは,Webサイトのホームディレクトリとは別のディレクトリ,ドライブ,又はコンピュータにあるファイルをWebサイトへ取り込みたいときに必要なディレクトリのことです。仮想ディレクトリとするディレクトリが,実際にはホームディレクトリの外にあっても,クライアントからはホームディレクトリ下にあるように見えます。ここでは,HITSENSER5 Webで利用するファイルの格納先ディレクトリを仮想ディレクトリとして設定します。仮想ディレクトリはエクスプローラ上で設定できます。次に,設定方法を示します。
- エクスプローラ上で「HITSENSER5 Webインストール先フォルダ\WWW」を選択し,マウスを右クリックして[共有]を選択する
図3-14 エクスプローラ
![[図データ]](FIGURE/ZU030300.GIF)
[WWWのプロパティ]ダイアログが表示されます。
- [WWWのプロパティ]ダイアログで[Web共有]タブを選択し,[このフォルダを共有する]を選択する
図3-15 [WWWのプロパティ]ダイアログ
![[図データ]](FIGURE/ZU030400.GIF)
[エイリアスの編集]ダイアログが表示されます。
- [エイリアスの編集]ダイアログで[エイリアス]にエイリアス名を入力し,[アクセス]内の全項目をチェックして[OK]ボタンをクリックする
図3-16 [エイリアスの編集]ダイアログ
![[図データ]](FIGURE/ZU030500.GIF)
ここで入力したエイリアス名が,HITSENSER5 Web起動時に必要なURLの一部となります。必要に応じてメモを取るなどしてください。
[OK]ボタンをクリックすると,[WWWのプロパティ]ダイアログに戻ります。このとき,[エイリアス]に入力した名称がエイリアス名として表示されているかを確認します。
図3-17 エイリアスの確認(エクスプローラ)
![[図データ]](FIGURE/ZU030600.GIF)
ここまでの操作で[HITSENSER5 Webインストール先フォルダ\WWW]が「仮想ディレクトリ」として設定され,クライアントからは,ホームディレクトリ下にエイリアス名のディレクトリが見えるようになります。
なお,仮想ディレクトリの作成及びエイリアス名の確認は,インターネットサービスマネージャでもできます。インターネットサービスマネージャは,次の方法で起動します。
- Windows 2000の場合
- タスクバーから[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]−[管理ツール]−[インターネット サービス マネージャ]を選択する
- Windows NTの場合
- タスクバーから[スタート]−[プログラム]−[Windows NT 4.0 Option Pack]−[Microsoft Internet Information Server]−[インターネット サービス マネージャ]を選択する
- Windows Server 2003の場合
- タスクバーから[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]−[管理ツール]−[インターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャ]を選択する
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