DABroker for C++
検索結果を管理するには,DBResultSetクラスを利用します。このクラスは,検索結果の取得,そのためのカーソルの移動,更新などのメソッドを提供するクラスです。
DBResultSetオブジェクトが生成されると,フィールド値を参照するためのGetFieldメソッドや,更新のためのSetFieldメソッドではレコード単位にデータを扱います。どのレコードを処理対象にするかはカーソルを使います。カーソルの位置付いたレコードをカレントレコードと呼び,複数のレコードを処理するためにはカーソルを順次移動して処理対象を変更していきます。
| 機 能 | メソッド名 |
|---|---|
| カーソルをResultSetの先頭からn番目のレコードに移動します。 | Absolute |
| カーソルをResultSetの最後のレコードへ移動します。 | Bottom |
| カレントレコードを削除します。 | Delete |
| カレントレコードを更新するための準備をします。 | Edit |
| フィールド名称に対応するフィールドのインデクスを取得します。 | FindColumn |
| 検索したすべてのレコードの先頭から数えた,カレントレコードの位置を取得します。 | GetCurrent |
| ResultSetの先頭レコードから数えた,カレントレコードの位置を取得します。 | GetCurrentOfResultSet |
| SQL文の非同期実行時のエラー情報を得るために,DBSQLCAオブジェクトへのポインタを取得します。 | GetErrorStatus |
| カレントレコードのフィールドの値を取得します。 | GetField |
| DBResultSetMetaDataオブジェクトを生成します。 | GetMetaData |
| ResultSetのレコードの総数を取得します。 | GetRowCount |
| DBResultSetオブジェクトに非同期実行中(又は実行待ち)のステートメントがあるかどうかを確認します。 | InExecute |
| カーソルの位置が,ResultSetのレコードの最後を超えたかどうかを確認します。 | IsEOF |
| フィールドの値がNULLかどうかを確認します。 | IsNull |
| カーソルを次のレコードへ移動します。 | Next |
| カーソルを次のResultSetの先頭へ移動します。 | PageNext |
| 対象となるオブジェクトを生成したDBStatementオブジェクト,DBPreparedStatementオブジェクト,又はDBCallableStatementオブジェクトのポインタを取得します。 | Parent |
| カーソルを前のレコードへ移動します。 | Previous |
| 先頭のレコードから再読み込みをします。 | Refresh |
| カーソルを現在のレコードの位置からn個分移動します。 | Relative |
| DBResultSetオブジェクト(自分自身)を削除します。 | Remove |
| 指定されたフィールドにデータを設定します。 | SetField |
| 指定されたフィールドにNULLを設定します。 | SetNull |
| カーソルをResultSetの先頭のレコードへ移動します。 | Top |
| フィールドの更新結果をデータベースへ通知します。 | Update |
| DBResultSetオブジェクトで要求した実行待ち,及び実行中の非同期処理が終了するまで待ちます。 | WaitForDataSource |
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