DBRResultSetクラスの詳細

DBRResultSetクラスが提供しているコンストラクタ,メソッドと仮想関数の詳細について説明します。それらの機能の概要を次に示します。メソッドは,次の六つの機能に分類します。

機能	コンストラクタ名
DatabaseオブジェクトからResultSetオブジェクトを生成します。	DBRResultSet

レコードの検索に関するメソッド

機能	メソッド名
データベースにSQL実行の情報を通知します。	Execute
SetParamメソッドで指定したパラメタの値を取得します。	GetParam
パラメタの数を取得します。	GetParamCount
パラメタの値がNULLかどうか確認します。	IsParamNull
検索結果をResultSetに読込みます。	Open
先頭のレコードから再読み込みをします。	Refresh
?パラメタに値を設定します。	SetParam
パラメタにNULLを設定します。	SetParamNull
?パラメタの属性を設定します。	SetParamType

ResultSetの操作に関するメソッド

機能	メソッド名
ResultSetオブジェクトを削除します。	Close
SetMaxRowsメソッドで指定したレコード数を取得します。	GetMaxRows
ResultSetに読込まれたレコード数を取得します。	GetRowCount
ResultSetに読込むレコード数の最大値を指定します。	SetMaxRows

カーソルの操作に関するメソッド

機能	メソッド名
カーソルをResultSetの先頭からn番目のレコードに移動します。	Absolute
カーソルをResultSetの最後のレコードへ移動します。	Bottom
検索したすべてのレコードの先頭から数えた，カレントレコードの位置を取得します。	GetCurrent
ResultSetの先頭レコードから数えた，カレントレコードの位置を取得します。	GetCurrentOfResultSet
カーソルの位置が，ResultSetのレコードの最後を超えたかどうかを確認します。	IsEOF
カーソルを次のレコードへ移動します。	Next
カーソルを次のResultSetの先頭へ移動します。	PageNext
カーソルを前のレコードへ移動します。	Previous
カーソルを現在のレコードの位置からn個分移動します。	Relative
カーソルをResultSetの先頭のレコードへ移動します。	Top

検索したレコードの参照に関するメソッド

機能	メソッド名
繰り返し列の場合に要素の数を取得します。	GetArraySize
カレントレコードのフィールド値を取得します。	GetField
検索結果のフィールドの数を取得します。	GetFieldCount
フィールドのデータ型をC++のタイプで取得します。	GetFieldCType
フィールドのデータ型をDBMSのタイプで取得します。	GetFieldDBType
フィールド名称を取得します。	GetFieldName
フィールドの精度（桁数）を取得します。	GetFieldPrecision
フィールドの小数点以下の桁数を取得します。	GetFieldScale
フィールドのデータ型を取得します。	GetFieldType
フィールドの値がNULLかどうかを確認します。	IsFieldNull

検索したレコードの更新と削除に関するメソッド

非同期実行に関するメソッド

機能	メソッド名
SQL文の非同期実行時のエラー情報を得るために，DBSQLCAオブジェクトのポインタを取得します。	GetErrorStatus
DBRResultSetオブジェクトに非同期実行中（又は実行待ち）のステートメントがあるかどうかを確認します。	InExecute
DBRResultSetオブジェクトで要求した実行待ち，及び実行中の非同期処理のメソッドが終了するまで待ちます。	WaitForDataSource

仮想関数

機能	仮想関数名
Openメソッドを呼び出した場合はレコードが最初に読み込まれる前に，Refreshメソッドを呼び出した場合はレコードが読み込まれる前に呼び出される仮想関数です。	OnBeforeRefresh
カーソルがResultSetの最後のレコードを超えたときに呼び出される仮想関数です。	OnEndRecord
カーソルが移動したときに呼び出される仮想関数です。	OnMoveRecord

＜この節の構成＞: DBRResultSetコンストラクタ; Absoluteメソッド; Bottomメソッド; Closeメソッド; Deleteメソッド; Editメソッド; Executeメソッド; GetArraySizeメソッド; GetCurrentメソッド; GetCurrentOfResultSetメソッド; GetErrorStatusメソッド; GetFieldメソッド; GetFieldCountメソッド; GetFieldCTypeメソッド; GetFieldDBTypeメソッド; GetFieldNameメソッド; GetFieldPrecisionメソッド; GetFieldScaleメソッド; GetFieldTypeメソッド; GetMaxRowsメソッド; GetParamメソッド; GetParamCountメソッド; GetRowCountメソッド; InExecuteメソッド; IsEOFメソッド; IsFieldNullメソッド; IsParamNullメソッド; Nextメソッド; OnBeforeRefreshメソッド; OnEndRecordメソッド; OnMoveRecordメソッド; Openメソッド; PageNextメソッド; Previousメソッド; Refreshメソッド; Relativeメソッド; SetFieldメソッド; SetFieldNullメソッド; SetMaxRowsメソッド; SetParamメソッド; SetParamNullメソッド; SetParamTypeメソッド; Topメソッド; Updateメソッド; WaitForDataSourceメソッド

4.4 DBRResultSetクラスの詳細