エージェント機能に関連付けられているパラメタ一覧を，表5-3及び表5-4に示します。エージェント関連のコマンド，エージェントログ，及びエージェントのメッセージで表示されるパラメタを知る場合などに参照してください。パラメタは，エージェント登録情報（登録時の情報）とエージェント実行情報（実行時の情報）に分けて示しています。

表5-3　エージェント登録情報のパラメタ

パラメタ名	説　　明		データの属性
AgtRegName	エージェント名		最大64バイトの任意文字※
AgtRegUser	登録ユーザ情報	ユーザID	最大30バイトの任意文字※ （ただし，両端に「"」ダブルクォーテーションを使用する場合は，最大32バイトの任意文字）
AgtRegPass		パスワード
AgtRegGroup	登録グループ情報	ユーザID	最大30バイトの英数字
AgtRegGPass		パスワード
AgtRegDate	登録日時	日付	−
AgtRegTime		時刻
AgtExeAuth	エージェント実行権限
AgtRefAuth	エージェント実行結果取得権限
AgtComment	コメント		最大255バイトの任意文字
AgtConDBType	接続先情報	接続データベース種別	−
AgtConDBName		データベース識別名
AgtConDBHost	実行予約日時	データベースホスト名
AgtRsvDate		日付
AgtRsvTime		時刻
AgtRsvDay		曜日
AgtRsvRet		繰り返し
AgtResWrite	実行結果保存形態
AgtRegInParm	可変実行条件
AgtSQLText	SQLテキスト
AgtHeaderText	ヘッダテキスト
AgtRetNum	リトライ情報	リトライ回数(回)
AgtRetInt		リトライ間隔(秒)

注※

次の文字はシステムの予約語のため使用できません。

「=」，「:」，「;」，「/」，「"」，「*」，「+」，「-」，「<」，「>」，「，」

表5-4　エージェント実行情報のパラメタ

パラメタ名	説　　明			データの属性
AgtPriority	優先度			−
AgtRegLimit	エージェント存続期限
AgtResLimit	エージェント実行結果の保存期限
AgtRegInfo	登録時のインフォメーション
AgtExeName	エージェント実行名
AgtExeNote	メモ			最大64バイトの任意文字※
AgtExeUser	実行ユーザ情報	ユーザID		最大30バイトの任意文字※
AgtExePass		パスワード		（ただし，両端に「"」ダブルクォーテーションを使用する場合は，最大32バイトの任意文字）
AgtStatus	実行状況	状態		−
AgtExePID		実行プロセスID
AgtErrMSG		メッセージ
AgtExeSDate		実行日時	日付
AgtExeSTime			時間
AgtRsvCDate		カレントタイマ 実行待ち日時	日付
AgtRsvCTime			時刻
AgtOutType	実行結果情報	出力先種別
AgtOutName		出力名
AgtOutSize		出力サイズ
AgtOutColCnt		カラム情報
AgtOutColSize		カラムサイズ
AgtOutRecCnt		レコード数
AgtOutRecSize		レコードサイズ
AgtExeInfo	実行時のインフォメーション
AgtExeInParm	可変実行条件
登録情報に従うパラメタ	その他のエージェント情報

注※

次の文字はシステムの予約語のため使用できません。

「=」，「:」，「;」，「/」，「"」，「*」，「+」，「-」，「<」，「>」，「，」

エージェント登録情報ファイル及びエージェント実行情報ファイルは，次に示す概算式で容量を見積もります。概算式中のそれぞれの値は，表5-5及び表5-6に示すパラメタの見積もり値を使用して求めます。

• エージェント登録情報ファイル（DABAGTが設定されているディレクトリ\REGaa…aa）
  エージェント登録情報ファイル容量 =
  エージェント登録情報長値^※1+実行条件の値^※2+ヘッダテキスト値^※3
  
• エージェント実行情報ファイル（DABAGTが設定されているディレクトリ\EXEbb…bb）
  エージェント実行情報ファイル容量 =
  エージェント実行情報長値^※4+実行条件の値^※2+ヘッダテキスト値^※3
  

概算式中の値は次のように求めます。求めるときには，表5-5，及び表5-6で示す値を使用してください。DABAGTは，DABroker動作環境定義ファイルのエージェント機能の使用で指定する作業ディレクトリです。DABroker動作環境定義ファイルについては，次の箇所を参照してください。

UNIXの場合：「3.4　DABrokerの動作環境の設定」

Windowsの場合：「4.4　DABroker環境設定」

表5-5　エージェント登録情報ファイルのパラメタ及び見積もり値

パラメタ名	固定部（バイト）	可変部	可変部の範囲（バイト）			見積もり長（バイト）
			最大	最小	通常	最大	最小	通常
AgtRegName	14	RN	64	1	20	78	15	34
AgtRegUser	14	RU	32	1	8	46	15	22
AgtRegPass	14	RP	32	1	8	46	0	22
AgtRegGroup	15	RG	32	1	8	47	0	23
AgtRegGPass	15	GP	32	1	8	47	0	23
AgtRegDate	14※	10※	10※	10※	10※	24※	24※	24※
AgtRegTime	14※	8※	8※	8※	8※	22※	22※	22※
AgtExeAuth	14	2	2	2	2	16	0	16
AgtRefAuth	14	2	2	2	2	16	0	16
AgtComment	14	CM	255	1	8	269	0	22
AgtConDBType	16	2	2	2	2	18	18	18
AgtConDBName	16	DN	255	1	8	271	17	24
AgtConDBHost	16	DH	255	1	8	271	17	24
AgtRsvDate	14	10	10	10	10	24	0	24
AgtRsvTime	14	5	5	5	5	19	0	19
AgtRsvDay	13	2	2	2	2	15	0	15
AgtRsvRet	13	2	2	2	2	15	0	15
AgtResWrite	15	2	2	2	2	17	0	17
AgtSQLText	14	ST	32767	1	50	32781	15	64
AgtRegInfo	14	RI	255	1	8	269	0	22
合計	287		34024	55	179	34311	143	466

（凡例）

CM：コメント長

DH：データベースホスト名

DN：接続先データベース名称長

GP：グループパスワード

RI：登録インフォメーション長

RG：グループID

RN：エージェント登録名称長

RP：エージェント登録時のユーザパスワード長

RU：エージェント登録時のユーザID長

ST：SQLテキスト長

※：DABrokerが設定する項目

注

通常の値は，各可変名称及びSQLテキストは次の値で計算しています。

可変名称：8文字（エージェント名は2バイトコード10文字）

SQLテキスト：50バイト

表5-6　エージェント実行情報ファイルのパラメタ及び見積もり値

パラメタ名	固定部（バイト）	可変部	可変部の範囲（バイト）			見積もり長（バイト）
			最大	最小	通常	最大	最小	通常
AgtExeName	14	16	16	16	16	30	30	30
AgtExeNote	14	ET	64	1	20	78	0	34
AgtExeUser	14	EU	32	1	8	46	15	22
AgtExePass	14	EP	32	1	8	46	0	22
AgtStatus	13※	12※	14※	3※	12※	27※	16※	25※
AgtExePID	13※	4※	6※	1※	4※	19※	14※	17※
AgtErrMSG	13※	0※	512※	1※	0※	525※	0※	13※
AgtExeSDate	15※	10※	10※	10※	10※	25※	25※	25※
AgtExeStime	15※	8※	8※	8※	8※	23※	23※	23※
AgtRsvCDate	15※	CD※	10※	10※	10※	25※	0※	25※
AgtRsvCTime	15※	CT※	5※	5※	5※	20※	0※	20※
AgtOutType	14	3	3	3	3	17	17	17
AgtOutName	14※	30※	255※	1※	30※	269※	15※	44※
AgtOutSize	14※	OS※	10※	1※	4※	24※	15※	18※
AgtOutColCnt	16※	CC※	10※	1※	4※	26※	17※	20※
AgtOutColSize	17※	CS※	10※	1※	4※	27※	18※	21※
AgtOutRecCnt	16※	RC※	10※	1※	4※	26※	17※	20※
AgtOutRecSize	17※	RS※	10※	1※	4※	27※	18※	21※
AgtExeInfo	14	EI	255	1	8	269	0	22
合計	277		1272	67	162	1549	240	439

（凡例）

CC：カラム情報数

CD：タイマ実行待ちの場合設定（10バイト固定）

CS：カラム情報サイズ

CT：エージェントタイマ実行待ちの場合設定（5バイト固定）

EI：実行インフォメーション

EP：エージェント実行時のユーザパスワード長

ET：メモ長

EU：エージェント実行時のユーザID長

OS：実行結果のサイズ（10進文字長）

RC：レコード情報数

RS：レコード情報サイズ

※：状況に応じてDABrokerが設定する項目

注

通常の値では，各可変名称及びシステム可変値は次の値で計算しています。

可変名称：8文字（メモは2バイトコード10文字）

システム可変値：平均長