DABrker for ODBCは,DABrokerに対応するODBCドライバを提供します。
ODBCドライバはデータベースアクセスのためのAPIです。ODBCドライバを使うと,アプリケーションから各種のDBMSに統一したインターフェースでアクセスできます。
DABroker for ODBCを使うと,ODBCインタフェースを利用したサーバアプリケーションを作成できます。また,既存のODBC対応のアプリケーションも,DABroker for ODBCを使ってデータベースにアクセスできます。
DABroker for ODBCの特長を次に示します。
DABroker for ODBCは,次の環境で動作するアプリケーションを開発できます。
ODBCインタフェースを利用して開発したサーバアプリケーションは,DABroker for ODBCと同じマシンに組み込んで使用します。DABroker for ODBCとDABrokerは,異なるマシンに組み込まれていても構いません。
次に,DABroker for ODBCのそれぞれの環境でのシステム構築例を示します。
DABroker for ODBCを組み込んだWWWサーバ上に,ODBCインタフェースを使用したASPファイルを作成し,WWWブラウザから使用します。ASPファイルとは,Microsoft Internet Information Serverの機能であるActive Server Pagesで使用するファイルです。
図1-15にシステム構成例を示します。
図1-15 ODBCインタフェースでASPファイルを作成した場合のシステム構成例
クライアント/サーバ環境で使用するアプリケーションです。サーバマシンに,開発したアプリケーションとDABroker for ODBCを組み込んで使用します。図1-16にシステム構成例を示します。
図1-16 ODBCインタフェースでサーバアプリケーションを開発した場合のシステム構成例