バージョンアップ時には,ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\pluginSDK\pluginディレクトリ下のファイルだけが更新されるため,バージョンアップ前に作成および退避したプラグインがある場合は,build.xmlファイルおよびucnpsdkversion.propertiesファイルを手動で更新する必要があります。
バージョンアップ前に退避したプラグインを更新する手順を示します。
- バージョンアップ前に退避したプラグインのbuild.xmlファイルとucnpsdkversion.propertiesファイルを,任意のディレクトリにバックアップします。
- build.xmlファイルのパス
- 退避したプラグインの格納ディレクトリ\プラグインID\build.xml
- ucnpsdkversion.propertiesファイルのパス
- 退避したプラグインの格納ディレクトリ\プラグインID\ucnpsdkversion.properties
- バージョンアップ前に退避したプラグインを,次のディレクトリにコピーします。
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\pluginSDK\plugin\プラグインID
- テンプレートのbuild.xmlファイルをバージョンアップ前に退避したプラグインのbuild.xmlファイルに上書きコピーします。
- コピー元:
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\pluginSDK\plugintemplates\build.xml
- コピー先:
- ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\pluginSDK\plugin\プラグインID\build.xml
- 手順3.で上書きしたファイルを編集して,次に示す内容をすべて変更します。
| 変更前の文字列 |
変更後の文字列 |
| @userplugin.name@ |
変更するプラグインのプラグイン名 |
| @userplugin.id@ |
変更するプラグインのプラグインID |
- 09-00より前に作成したプラグインで,手順1.でバックアップしたbuild.xmlファイルにユーザライブラリのクラスパスを直接記載している場合,記載しているライブラリファイルを次のディレクトリにコピーします。
ナビゲーション プラットフォーム インストールディレクトリ\usrlib\sys
ディレクトリが存在しない場合,手動でディレクトリを作成してコピーしてください。
- ucnpsdkversion.propertiesファイルを上書きコピーします。
- コピー元:
- ナビゲーション プラットフォーム インストールディレクトリ\lib\ucnpsdkversion.properties
- コピー先:
- ナビゲーション プラットフォーム インストールディレクトリ\pluginSDK\plugin\プラグインID\ucnpsdkversion.properties
- バージョンアップ前に退避したプラグインごとに手順1.から手順6.の操作を繰り返し,build.xmlファイルおよびucnpsdkversion.propertiesファイルを更新します。
- プラグインに対して,バージョンアップ後の環境で次の作業を実施します。
- プロジェクトのインポート
- アプリケーション属性ファイル(application.xml)の編集
- プラグインのビルド
- Webサーバリダイレクトの設定
- J2EEアプリケーションのインポートと開始
- 業務コンテンツへの関連づけ
- プラグインを組み込んだJ2EEアプリケーション(ucnp.ear)の配布
これらの作業によって,退避したプラグインの更新が完了します。
作業の詳細については,「6.7 開発環境で作成したファイルの適用」およびマニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド」を参照してください。
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