uCosminexus Service Director リファレンス

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.3.3 コンポーネントテンプレートファイル

<この項の構成>
(1) 記述形式
(2) ファイル名
(3) 格納先ディレクトリ
(4) 説明
(5) 指定できる項目

(1) 記述形式

コンポーネントテンプレートファイルはXML形式で記述します。

サポートするXMLファイルの文字コードはUTF-8とします。XMLファイルにはXML宣言を記述し,XML宣言におけるencodingの値にUTF-8を指定してください。

タグは,「表2-16 コンポーネントテンプレートファイルのXMLファイル要素の文法」の順番に従って記述してください。従わない場合,エラーとなることがあります。

表2-16 コンポーネントテンプレートファイルのXMLファイル要素の文法」に示すタグの親子関係以外の位置にタグを記述した場合,エラーとせず該当タグを無視して動作する場合があるので注意してください。

(2) ファイル名

コンポーネントテンプレートファイル名は任意です。

(3) 格納先ディレクトリ

コンポーネントテンプレートファイルの格納先は任意です。

(4) 説明

構成パターンの構成要素となるホストを表現するテンプレートです。

コンポーネントテンプレートが持つ情報を次の表に示します。

表2-14 コンポーネントテンプレートファイルが持つ情報

項番 項目 説明
1 テンプレート名 テンプレートの名称を表します。ほかのテンプレートと重複しない名称を指定してください。
2 テンプレートパターン
(テンプレート種別)
テンプレートの種別を表します。ここでは,コンポーネントテンプレートであることを指定します。
3 識別子 VirtualSystemを識別するための識別子を表します。
4 要素の説明 親要素の説明を表します。
5 要素の名前 親要素の名前を表します。
6 仮想イメージテンプレート情報 仮想イメージテンプレート名 コンポーネントテンプレートに対応する仮想イメージテンプレートの名称を表します。この名称はJP1/ITRMに登録されている必要があります。
ユーザ名
  • Linuxの場合
    仮想イメージテンプレートのユーザ名と初期パスワードを指定します。※3,※4
  • Windowsの場合
    仮想イメージテンプレートの管理者権限ユーザ名と初期パスワードを指定します。ユーザ名には"Administrator"を指定します。
パスワード
VMのサイズ VMのディスク容量を表します。この仮想イメージテンプレートからデプロイした仮想ホストに割り当てられるディスク容量を指定してください。※5
7 ミドルウェアの情報 ミドルウェア識別子 ミドルウェアを識別するための識別子を表します。
製品名 ホスト上で動作するミドルウェアの製品名を表します。
ベンダー 製品のベンダーを表します。
バージョン ミドルウェアのバージョン,詳細バージョンを表します。
詳細バージョン
製品のURL 製品のURLを表します。
ベンダーのURL ベンダーのURLを表します。
ティア このミドルウェアの機能がどのティア(例:WEB,DBなど)に対応するか表します。この情報は,マスターイメージ作成時に構成パターン内のティアとミドルウェアをつなぎ合わせるために使用します。
PP一覧 PP形名 ミドルウェアに含まれるPP形名とバージョンの一覧を表します。
バージョン
ミドルウェア定義格納ディレクトリ ミドルウェア定義用テンプレートファイルとミドルウェア定義用パラメータファイルを格納したディレクトリのパスを表します。この値はcsdtmpregisterコマンドの-dオプションで指定するディレクトリからの相対パスです。
エラー時続行可否フラグ デプロイ処理中にミドルウェアのセットアップに失敗した場合に,デプロイを継続するかどうかを表す情報です。
ロードバランサ使用有無 ロードバランサを使用するかどうかを示します。ミドルウェアがCosminexusの場合に指定できます。
構成パターンテンプレートにNetwork(name=business.接続先ネットワーク名)が1つ以上指定されている場合に指定してください。
ロードバランサ業務IP識別子 Cosminexus使用時に,ロードバランサが使用する業務IPを表すための情報です※1。このパラメータで指定した識別子を持つNICに割り当てたIPアドレスを,ロードバランサが使用するIPアドレスとします。
次のコンポーネントテンプレートの場合,設定してください。
  • ミドルウェア識別子が“hitachi.Cosminexus”である
  • 業務NICを2つ以上使用する※2
  • ロードバランサを使用する
構成パターンテンプレートに指定した接続先ネットワークの中で,ロードバランサが使用する接続先ネットワークに指定されている仮想ネットワークデバイス用途と同じ値を指定してください。
スクリプト情報 スクリプト名 ミドルウェアのセットアップに使用するスクリプト名と,スクリプトを配置したディレクトリのパスを表します。指定したディレクトリ内にはスクリプトに付属するファイルを配置することが可能です。
指定するディレクトリのパスは,csdtmpregisterコマンドの-dオプションで指定するディレクトリからの相対パスです。
マスターイメージまたはVM単位で異ならない固定のものについて記載するようにしてください。
テンプレートの登録(csdtmpregister)後,記述内容の修正(csdtmpupdate)を行いたい場合に当該テンプレートを使用しているマスターイメージが存在した場合は,使用しているすべてのマスターイメージをアンデプロイ(csdmiundeploy)させた後,削除(csdmidelete)する必要があります。
そのため,マスターイメージまたはVM単位で異なる可能性のあるものは,マスターイメージ定義ファイルのパッチ情報として記載してください。
詳細は「2.4.1 マスターイメージ定義ファイル」を参照してください。
スクリプト・ディレクトリ
8 OSの設定情報 OS設定ファイル格納ディレクトリ OS設定ファイルテンプレートファイルとOS設定用パラメータファイルを格納したディレクトリのパスを表します。この値はcsdtmpregisterコマンドの-dオプションで指定するディレクトリからの相対パスです。
hostsテンプレート使用有無 hostsファイルのテンプレートを使用するかどうかを示します。使用する場合はcsdtmpregisterコマンドの-dオプションで指定するディレクトリ直下に名称”hosts_template”で作成します。
9 OS情報 OS種別 仮想イメージテンプレートが表すホストのOSの種類とバージョンを示します。
OSバージョン
10 ハイパーバイザ種別 仮想イメージテンプレートで表すホストが動作するハイパーバイザ種別を表します。
11 CPUの情報 CPUクロック 仮想イメージテンプレートが表すホストのCPUクロックとコア数のデフォルト値,最大値,最小値を表します。サイジングによって,指定範囲内でデフォルト値から変更できます。
CPUコア数
インスタンスID テンプレート内で,CPUを表すハードウェアを識別する値です。
12 メモリの情報 メモリサイズ 仮想イメージテンプレートが表すホストのメモリ容量のデフォルト値,最大値,最小値。サイジングによって,指定範囲内でデフォルト値から変更できます。
インスタンスID テンプレート内で,メモリを表すハードウェアを識別する値です。
13 NICの情報 NICのネットワーク名 JP1/ITRMの仮想イメージテンプレートが保持するネットワーク名を表します。ハイパーバイザ種別によって次の情報となります。
  • VMwareの場合:
    仮想イメージテンプレートが保持するネットワーク名
  • HVMの場合:
    仮想イメージテンプレートが保持するNIC番号
インスタンスID テンプレート内で,NICを表すハードウェアを識別する値です。NICが複数ある場合には,それぞれ別の値となります。
14 FC-HBA情報 PCIデバイス識別情報 仮想イメージテンプレートが保持するPCIデバイス識別情報です。
インスタンスID テンプレート内でFC-HBAを表すハードウェアを識別する値です。FC-HBA情報が複数ある場合には,それぞれ別の値となります。
FC-HBA種別 仮想ホストに設定するFC-HBA種別です。

注※1
Cosminexusの仮想サーバグループ情報ファイルの属性名:serviceipに使用されます。

注※2
業務NICが1つの場合は指定不要です(指定することもできます)。この業務NICに割り当てたIPアドレスが,ロードバランサが使用するIPアドレスになります。

注※3
仮想イメージテンプレートが表すホストのOSがLinuxの場合,uCSDはcsdmideployコマンド,またはcsdmiupdateコマンド実行時に,仮想イメージテンプレートが表すホストに対し,コンポーネントテンプレートに指定したroot権限ユーザでSSH接続を実行します。SSH接続を許可するユーザを制限したい場合は,あらかじめ仮想イメージテンプレートの基になるホストに対し,次の設定を実行しておくことで制限できます。

対象ファイル 設定項目 設定値 設定内容
/etc/ssh/sshd_config AllowUsers ログインを許可したいユーザ名 指定されたユーザだけログインを許可します。

注※4
一般ユーザを指定した場合はhosts転送機能でエラーとなります。

注※5
指定したディスク容量は物理容量定義ファイルに指定したデータストアまたはストレージの残量管理にだけ使用します。デプロイする仮想ホストのディスク容量は変更できません。

コンポーネントテンプレートは,ミドルウェア定義用・OS設定用テンプレートファイル,ミドルウェア定義用・OS設定用パラメータファイル,ミドルウェアのセットアップスクリプト,およびhostsテンプレートを持ちます。これらのファイルはPaaS提供者が任意のディレクトリ内に作成して,テンプレート登録コマンドにそのディレクトリを指定することで,uCSDに登録されます。

(5) 指定できる項目

表2-15 コンポーネントテンプレートファイルのパラメータ指定方式」にテンプレート内の可変値のパラメータ指定方式を表し,「表2-16 コンポーネントテンプレートファイルのXMLファイル要素の文法」にXMLファイルの要素ごとの文法を示します。

表2-15 コンポーネントテンプレートファイルのパラメータ指定方式

項番 項目 形式
1 テンプレート名 英数字記号
1〜32文字
2 識別子 英数字と_
1〜32文字
3 仮想イメージテンプレート名 文字列(日本語可)
1〜255文字
4 root権限ユーザ名 文字列(使用できる文字はJP1/ITRMのマニュアル参照)
1〜255文字
5 パスワード 文字列(使用できる文字はJP1/ITRMのマニュアル参照)
1〜255文字
6 VMのサイズ 1〜2147483647の整数
単位は[MB]とします。
7 要素の説明 文字列(日本語可)
1〜255文字
8 要素の名前 文字列(日本語可)
1〜255文字
9 ミドルウェア識別子 Cosminexus,HiRDB,またはJP1の場合,次の値です。
  • hitachi.Cosminexus
  • hitachi.HiRDB
  • optional.PFM_AgentforCosminexus
  • optional.PFM_AgentforHirdb
  • optional.Jp1Base
その他の場合,次の形式で指定します(optional.を含めて10〜32文字の文字列)。
  • optional.任意の製品名
  • 任意の製品名:英数字と_.#-@()から成る文字列
10 製品名
ベンダー
英数字と_.#-@()
1〜255文字
11 バージョン
詳細バージョン
英数字と_.#-@()
1〜32文字
12 製品のURL
ベンダーのURL
URLに使用できる文字(uCSDでは使用しないためチェックはしない)
1〜255文字
13 ティア 英数字と_
1〜32文字
14 PP形名 英数字と_.#-@()
1〜32文字
15 ミドルウェア定義格納ディレクトリ 相対パス名
ただし半角空白は指定できません。
csdtmpregisterもしくはcsdtmpupdateコマンドの-dオプションに指定したディレクトリからの相対パスを指定します。
定義に指定した定義格納ディレクトリのパス長と,ディレクトリ内に格納したファイルのパス(定義格納ディレクトリからの相対パス)の最大長を足した値が160文字以内に収まる長さ。
16 エラー時続行可否フラグ trueまたはfalse
17 ロードバランサ使用有無 trueまたはfalse
構成パターンテンプレートにNetwork(name=business.接続先ネットワーク名)を指定していない場合は,trueを指定できません。
18 hostsテンプレート使用有無 trueまたはfalse
19 OS設定ファイル格納ディレクトリ 相対パス名
ただし,半角空白は指定できません。csdtmpregisterもしくはcsdtmpupdateコマンドの-dオプションに指定したディレクトリからの相対パスを指定します。
定義に指定したOS設定ファイル格納ディレクトリのパス長と,ディレクトリ内に格納したファイルのパス(OS設定ファイル格納ディレクトリからの相対パス)の最大長を足した値が160文字以内に収まる長さ。
20 スクリプト名 相対パス名
ただし,半角空白は指定できません。1〜160文字
スクリプト・ディレクトリからの相対パスでセットアップスクリプトを指定します。
21 スクリプト・ディレクトリ 相対パス名
ただし,半角空白は指定できません。csdtmpregisterもしくはcsdtmpupdateコマンドの-dオプションに指定したディレクトリからの相対パスを指定します。
定義に指定したスクリプト・ディレクトリのパス長と,ディレクトリ内に格納したファイルのパス(スクリプト・ディレクトリからの相対パス)の最大長を足した値が160文字以内に収まる長さ。
22 OS種別 RedHat Enterprise Linuxの場合:79
RedHat Enterprise Linux 64-Bitの場合:80
Microsoft Windows Server 2008 R2の場合:103
23 インスタンスID 0〜65535の整数
ハードウェア(CPU,メモリ,NIC(複数あり),FC-HBA(複数あり))ごとに異なる値を指定します。
24 ハイパーバイザ種別 VMwareの場合:VMware
HVMの場合:HVM
25 CPUクロック 10〜999990の整数
単位は[MHz]とします。
26 CPUコア数 1〜4096の整数
27 メモリサイズ 256〜1022976の整数
単位は[MB]とします。
ハイパーバイザ種別によって,次のように指定します。
VMwareの場合:ギガバイトに変換後,小数点3位以下を切り捨てます。
HVMの場合:0.25ギガバイト単位で計算し,端数は切り捨てます。
28 NICのネットワーク名 英数字と_ (スペース)
1〜255文字
JP1/ITRMの仮想イメージテンプレートが保持するネットワーク名を記載します。ハイパーバイザ種別によって,次の値となります。
VMwareの場合:仮想イメージテンプレートが保持するネットワーク名
HVMの場合:仮想イメージテンプレートが保持するNIC番号
29 PCIデバイス識別情報 [xx:xx:xx] xx:0または00〜ff(16進数2桁)
(例)[5:4:0]または[05:04:00]
仮想イメージテンプレートが保持するPCIデバイス識別情報を指定します。ハイパーバイザ種別がHVMの場合だけ指定可能です。HVM以外の場合に指定すると,エラーになります。
30 FC-HBA種別 仮想ホストに設定するFC-HBA種別として,次のどれかを指定します。
B:ブート用のFC-HBAとして設定
Y:ブート用以外で有効なFC-HBAとして設定
N:無効なFC-HBAとして設定
ブート用のFC-HBA(B)は必ず1つ設定してください。
ハイパーバイザ種別がHVMの場合だけ指定可能です。HVM以外の場合に指定すると,エラーになります。
31 ロードバランサ業務IP識別子 文字列
1〜255バイト
構成パターンテンプレートに記載した用途のうち,ロードバランサが使用する業務IPを表すための情報を指定します。
ロードバランサ使用有無でtrueを指定した場合だけ指定できます。

表2-16 コンポーネントテンプレートファイルのXMLファイル要素の文法

項番 タグ名 属性 出現回数 説明
1 Envelope 1 ルート要素を表します。
2 xmlns 1 "http://schemas.dmtf.org/ovf/envelope/1"を指定してください。
3 xmlns:ovf 1 "http://schemas.dmtf.org/ovf/envelope/1"を指定してください。
4 xmlns:vssd 1 "http://schemas.dmtf.org/wbem/wscim/1/cim-schema/2/CIM_VirtualSystemSettingData"を指定してください。
5 xmlns:rasd 1 "http://schemas.dmtf.org/wbem/wscim/1/cim-schema/2/CIM_ResourceAllocationSettingData" を指定してください。
6 xmlns:csd   "http://www.hitachi.co.jp/soft/csd"を指定してください。
7 csd:type 1 componentを指定。
コンポーネントテンプレートであることを表します。
8 csd:name 1 テンプレート名
表2-20の項番18で設定した値と同じ値を設定してください。
9   References 1 空要素として指定
10 VirtualSystem 1 VMの情報を定義します。
11 ovf:id 1 任意の識別子を指定します。必須ですが,uCSDではコメントとして扱われます。
12   Info 1 テキストノードに親要素の説明(コメント)を記述します。
13 Name 0-1 テキストノードに要素の名前(コメント)を指定します。
14 ProductSection(ref.ImageTemplate) 1 仮想イメージテンプレートを指定します。
15 ovf:class 1 ref.ImageTemplateを指定します。
16   Info 1 テキストノードに親要素の説明(コメント)を記述します。
17 Property(key=name) 1
18 ovf:key 1 nameを指定します。
JP1/ITRMに登録した仮想イメージテンプレート名であることを表します。
19 ovf:type 1 string
20 ovf:value 1 JP1/ITRMに登録した仮想イメージテンプレート名を指定します。
21 Property(key=user) 1
22 ovf:key 1 userを指定します。
root権限ユーザ名であることを表します。
23 ovf:type 1 string
24 ovf:value 1 root権限ユーザ名を指定します。
25 Property(key=password) 1
26 ovf:key 1 passwordを指定します。
初期パスワードであることを表します。
27 ovf:type 1 string
28 ovf:value 1 仮想イメージテンプレートのrootユーザの初期パスワードと同じものを指定します。
29 Property(key=vmsize) 1
30 ovf:key 1 vmsizeを指定します。
VMのディスクサイズであることを表します。
31 ovf:type 1 uint32
32 ovf:value 1 VMのディスクサイズを指定します。
33 ProductSection(pp.ミドルウェア識別子) 1-5
34 ovf:class 1 pp.ミドルウェア識別子を指定します。親要素VirtualSystem内で重複してはいけません。
表2-20の項番20で設定した値と同じ値を設定してください。
35   Info 1 テキストノードに親要素の説明(コメント)を記述します。
36 Product 0-1 テキストノードに製品名を記述します。
37 Vendor 0-1 テキストノードにベンダーを記述します。
38 Version 0-1 テキストノードにバージョンを記述します。
39 FullVersion 0-1 テキストノードに詳細なバージョンを記述します。
40 ProductUrl 0-1 テキストノードに製品のURLを記述します。
41 VendorUrl 0-1 テキストノードにベンダーのURLを記述します。
42 Property(key=tier) 1 親の親要素VirtualSystem内でvalueの値が重複してはいけません。
43 ovf:key 1 tierを指定します。
44 ovf:type 1 string
45 ovf:value 1 ミドルウェアの機能がどのティアに対応するかを表します。親の親要素VirtualSystem内で重複してはいけません。
表2-13の項番34で設定した値と同じ値を設定してください。
46 Property(key=ppname.PP形名) 0-5
47 ovf:key 1 ppname.PP形名を指定します。
48 ovf:type 1 string
49 ovf:value 1 PP形名に対応するミドルウェアのバージョンを指定します。
50 Property(key=dirname) 0-1
51 ovf:key 1 dirnameを指定します。
52 ovf:type 1 string
53 ovf:value 1 ミドルウェア定義格納ディレクトリを指定します(csdtmpregisterコマンドの-dオプションで指定したディレクトリからの相対パスで指定します)。
54 Property(key=errorProcess) 0-1
55 ovf:key 1 errorProcessを指定します。
56 ovf:type 1 boolean
57 ovf:value 1 ミドルウェアのセットアップ失敗時にデプロイを継続するかどうかを指定します。trueの場合に継続します。省略時はfalseとなります。
58 Property(key=LoadBalancer) 0-1
59 ovf:key 1 LoadBalancerを指定します。
60 ovf:type 1 boolean
61 ovf:value 1 ロードバランサ使用有無を指定します。trueの場合,ロードバランサを使用します。省略時は,falseとなります。
62 Property(key=script.スクリプト名) 0-1
63 ovf:key 1 script.スクリプト名を指定します。
64 ovf:type 1 string
65 ovf:value 1 セットアップ用の格納ディレクトリを指定します。
66 Property(key=LoadBalancerServiceIpId) 0-1
67 ovf:key 1 LoadBalancerServiceIpIdを指定します。
68 ovf:type 1 string
69 ovf:value 1 ミドルウェアが使用するロードバランサ業務IP識別子を指定します。
70     ProductSection(os) 0-1
71 ovf:class 1 osを指定します。
72   Info 1 テキストノードに親要素の説明(コメント)を記述します。
73 Property(key=dirname) 1
74 ovf:key 1 dirnameを指定します。
75 ovf:type 1 string
76 ovf:value 1 OS設定ファイル格納ディレクトリを指定します。
77 Property(key=hosts) 0-1
78 ovf:key 1 hostsを指定します。
79 ovf:type 1 boolean
80 ovf:value 1 hostsテンプレートを使用するかどうかを指定します。trueの場合にhostsテンプレートを使用します。省略時はfalseとなります。
81 OperatingSystemSection 1
82 ovf:id 1 OS種別を指定します。
83 ovf:version 1 OSバージョンを指定します。
84   Info 1 テキストノードに親要素の説明(コメント)を記述します。
85 Description 0-1 テキストノードに親要素の説明(コメント)を記述します。
86 VirtualHardwareSection 1
87   Info 1 テキストノードに親要素の説明(コメント)を記述します。
88 System 1
89   vssd:Description 0-1 テキストノードに要素の説明(コメント)を記述します。
90 vssd:ElementName 1 テキストノードに要素の名称(コメント)を指定します。
91 vssd:InstanceID 1 テキストノードにインスタンスIDを指定します。
親の親要素VirtualHardwareSection内で重複してはいけません。
92 vssd:VirtualSystemType 1 テキストノードにハイパーバイザ種別を指定します。
93 Item(CPU) 1
94 ovf:bound 0-1 defaultを指定します。
本属性の指定を省略した場合,defaultとなります。
95   rasd:AllocationUnits 1 テキストノードに"hertz * 10^6"を指定します。
96 rasd:Description 0-1 テキストノードに要素の説明(コメント)を記述します。
97 rasd:ElementName 1 テキストノードに要素の名称を指定します。
98 rasd:InstanceID 1 テキストノードにインスタンスIDを指定してください。親の親要素VitualHardwareSection内で重複してはいけません。
99 rasd:ResourceType 1 テキストノードに3を指定します。
100 rasd:VirtualQuantity 1 テキストノードにCPUコア数を指定します。
101 csd:CpuClock 1 CPUクロック[MHz]を指定します。
102 Item(CPU) 1
103 ovf:bound 1 maxを指定します。
最大値であることを表します。
104   子要素については,defaultと同様
105 Item(CPU) 1
106 ovf:bound 1 minを指定します。
最小値であることを表します。
107   子要素については,defaultと同様
108 Item(メモリ) 1
109 ovf:bound 0-1 defaultを指定します。
本属性の指定を省略した場合,defaultとなります。
110   rasd:AllocationUnits 1 テキストノードに”byte*2^20”を指定します。
111 rasd:Description 0-1
112 rasd:ElementName 1 テキストノードに要素の名前(コメント)を指定します。
113 rasd:InstanceID 1 テキストノードにインスタンスIDを指定します。親の親要素VitualHardwareSection内で重複してはいけません。
114 rasd:ResourceType 1 テキストノードに4を指定します。
115 rasd:VirtualQuantity 1 テキストノードにメモリサイズ[MB]を指定します。
116 Item(メモリ) 1
117 ovf:bound 1 maxを指定します。
最大値であることを,表します。
118   子要素については,defaultと同様
119 Item(メモリ) 1
120 ovf:bound 1 minを指定します。
最小値であることを,表します。
121   子要素については,defaultと同様
122 Item(NIC) VMware:
0-10※1
HVM:
0-16※2
仮想イメージテンプレートのNICの構成と同じ数だけ指定します。指定しなかったNICに対しては,csdmireserveコマンドによるリソースの割り当てがされません。
123   rasd:Description 0-1 テキストノードに要素の説明(コメント)を記述します。
124 rasd:ElementName 1 テキストノードにNICのネットワーク名を指定します。親の親要素VirtualHardwareSection内で重複してはいけません。
125 rasd:InstanceID 1 テキストノードにインスタンスIDを指定してください。親の親要素VitualHardwareSection内で重複してはいけません。
126 rasd:ResourceType 1 テキストノードに10を指定します。
127 Item(FC-HBA) 0以上 仮想イメージテンプレートが保持するPCIデバイス識別情報を指定します。
ハイパーバイザ種別がHVMの場合に指定できます。
ブート用のFC-HBA(B)を指定する場合は必ず1つだけ指定しなければなりません。
128   rasd:Address 1 テキストノードに仮想イメージテンプレートが保持するPCIデバイス識別情報を指定します。
親の親要素
VirtualHardwareSection内で重複してはいけません。
129 rasd:Description 0-1 テキストノードに要素の説明(コメント)を記述します。
130 rasd:ElementName 1 テキストノードに”FC-HBA”を指定します。
131 rasd:InstanceID 1 テキストノードにインスタンスIDを指定します。
親の親要素VirtualHardwareSection内で重複してはいけません。
132 rasd:ResourceSubType 1 FC-HBA種別を表します。
133 rasd:ResourceType 1 テキストノードに7を指定します。

構成パターンテンプレートのNetwork要素の定義数は,コンポーネントテンプレートのItem(NIC)に指定した数以下とする必要があります。Item(NIC)よりも多く接続先ネットワーク名を指定した場合は,csdmiregisterコマンド実行時にエラー(KFUD23127-E)となります。

コンポーネントテンプレートのItem(NIC)に指定した数より少ない場合,差分のItem(NIC)は未使用として扱います。

注※1 VMwareの制限値です。上限値はプログラムでチェックしません。

注※2 HVMの制限値です。上限値はプログラムでチェックしません。