uCosminexus Service Director リファレンス

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1.1.6 コマンドの共通仕様

<この項の構成>
(1) 文法記述記号
(2) 構文要素
(3) コマンドで表示するOS名について

(1) 文法記述記号

コマンド形式およびユーザ指定値の範囲の説明で使用する記号について説明します。各記号の意味を次の表に示します。

表1-7 記号の説明

文法記述記号 意味
| この記号で区切られた項目を選択できることを示します。
(例)disk=A|B
AまたはBを指定できることを示します。
{ } この記号で囲まれている複数の項目のうちから1つを選択することを示します。項目と項目の区切りは「|」で示します。
(例) {A|B|C}
AとBとCのどれかを指定することを示します。
[ ] この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを示します。
この記号の直前に示された項目を繰り返し複数個指定できることを示します。
この記号のあとにユーザ指定値の属性を示します。
<< >> ユーザ指定値の省略値を示します。
< > ユーザ指定値の構文要素記号を示します。

(2) 構文要素

ユーザ指定値で使用できる文字・記号を次の表に示します。

表1-8 コマンド形式の構文要素

構文要素 意味
英字 半角アルファベット(A〜Z,a〜z)
英字記号 英字,半角記号(#,-,@,(,),_)
英数字 英字と半角数字(0〜9)
英数字記号 英字記号と半角数字(0〜9)
符号なし整数 半角数字(0〜9)
文字列 任意の文字の配列
ドライブ 英字1文字+:(半角コロン)(例:C:)
相対パス名 次の要素で構成される文字列
英数字
_(半角下線)
.(半角ピリオド)
△(半角空白)
((半角左括弧)
)(半角右括弧)
パス区切りの\(半角円マーク)
ネットワークドライブ,UNC形式の指定はできません。
次に示すWindows,およびMS-DOSの予約語をディレクトリ名,ファイル名に含むことはできません。
 CON, PRN, AUX, CLOCK$, NUL,
 COM0, COM1, COM2, COM3,COM4, COM5, COM6,COM7, COM8, COM9,
 LPT0, LPT1, LPT2, LPT3, LPT4, LPT5, LPT6, LPT7,LPT8, LPT9
ショートファイル名は指定できません。
半角空白を含むパス情報について"(ダブルクォーテーション)でパス情報を囲む必要があります。
パスにピリオドまたは空白で終端するディレクトリを含むことはできません。
絶対パス名 ドライブで始まり,次の要素で構成される文字列
英数字
_(半角下線)
.(半角ピリオド)
△(半角空白)
((半角左括弧)
)(半角右括弧)
パス区切りの\(半角円マーク)
ドライブだけの指定はできません。
ネットワークドライブ,UNC形式の指定はできません。
次に示すWindows,およびMS-DOSの予約語をディレクトリ名,ファイル名に含むことはできません。
CON, PRN, AUX, CLOCK$, NUL,
COM0, COM1, COM2, COM3,COM4, COM5, COM6,COM7, COM8, COM9,
LPT0, LPT1, LPT2, LPT3, LPT4, LPT5, LPT6, LPT7,LPT8, LPT9
ショートファイル名は指定できません。
半角空白を含むパス情報について"(ダブルクォーテーション)でパス情報を囲む必要があります。
パスにピリオドまたは空白で終端するディレクトリを含むことはできません。
パス名 相対パス名と絶対パス名(1〜247文字)
ポート番号 指定可能な値は,半角数字で1〜65535の範囲

注意
  • すでにほかのアプリケーションで使用されているポート番号を指定した場合,セットアップは完了しますが,uCSDのサービス起動に失敗します(1〜1023のwell-knownポート,および,49152〜65535の既定の動的ポートを指定した場合,使用済みポートに該当しやすいため注意してください)。

(3) コマンドで表示するOS名について

コマンドで表示するOS名はコンポーネントテンプレートに指定したOS種別によって,次のOS名を表示します。これらのOS名はDFMTが定めているCIM_OperatingSystemクラスの分類と同じ名称です。

表1-9 コマンドで表示するOS名

項番 OS種別 OS名
1 79 RedHat Enterprise Linux
2 80 RedHat Enterprise Linux 64-Bit
3 103 Microsoft Windows Server 2008 R2