ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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8.10 StreamTupleクラス(共通API)

クラス階層

 
java.lang.Object
  └jp.co.Hitachi.soft.sdp.common.data.StreamTuple

説明

StreamTupleクラスは,タプルを表現するためのクラスです。

コンストラクター

StreamTupleクラスのコンストラクター一覧を次の表に示します。

コンストラクター名 機能
StreamTuple(Object[] dataArray) パラメーターにデータオブジェクト配列を指定して,StreamTupleクラスのインスタンス(StreamTuple型オブジェクト)を新しく生成します。

メソッド

StreamTupleクラスのメソッド一覧を次の表に示します。

戻り値 メソッド名 機能
boolean equals(Object obj) パラメーターで指定したStreamTuple型オブジェクトのデータオブジェクト配列および時刻が,自身(StreamTuple型オブジェクト)とすべて同じ内容かどうかを判定します。
Object[] getDataArray() 自身(StreamTuple型オブジェクト)のデータオブジェクト配列を取得します。
StreamTime getSystemTime() システム時刻を取得します。
int hashCode() ハッシュコードを取得します。
java.lang.String toString() 自身(StreamTuple型オブジェクト)のタプル情報を表す文字列を取得します。

注意事項

タプルの時刻(StreamTime型オブジェクト)には,タプルがSDPサーバに到着したときのシステム時刻が自動的に設定されます。カスタムアダプターでタプルを生成したときには,初期値としてタイムオブジェクトにはnullが設定されています。

使用例

Javaのデータ型のデータを使用してdataを作成して,StreamTuple型オブジェクトを生成する例を示します。

この例では,Integer型データおよびString型データを要素とするタプルを生成します。

  Object[] data = new Object[] {
      new Integer (1),
      new String ("AAA")
  };
  tuple = new StreamTuple(data);

CQLのデータ型に対応するJavaのデータ型については,「3.3 CQLのデータ型」を参照してください。

<この節の構成>
StreamTuple(Object[] dataArray)コンストラクター
equals(Object obj)メソッド
getDataArray()メソッド
getSystemTime()メソッド
hashCode()メソッド
toString()メソッド