説明

カスタムアダプターがSDPサーバからタプルを受信するために使用するインタフェースです。

タプルを受信するためのAPIには，次の2種類があります。

• ポーリング用メソッド
• コールバック用メソッド

ポーリング用メソッドは，カスタムアダプターがSDPサーバから能動的にタプルを取得するためのメソッドです。getメソッドとgetAllメソッドがあります。getメソッドは，単一のタプルを受信するメソッドです。getAllメソッドは，複数のタプルをまとめて受信するメソッドです。

コールバック用メソッドは，SDPサーバ上でタプルが生成されたときに呼び出され，受動的にタプルを取得するためのメソッドです。コールバック方式でデータを受信するには，SDPサーバ上でタプルが生成されたときにSDPサーバから呼び出されるメソッドを持つオブジェクト（リスナーオブジェクト）をSDPサーバに登録しておく必要があります。

リスナーオブジェクトは，StreamEventListenerインタフェースを実装したオブジェクトです。StreamOutputインタフェースには，このリスナーオブジェクトをSDPサーバに登録するためのメソッドとして，registerForNotificationメソッドがあります。また，リスナーオブジェクトのSDPサーバへの登録を解除するためのメソッドとして，unregisterForNotificationメソッドがあります。

メソッド

StreamOutputインタフェースのメソッド一覧を次の表に示します。

戻り値	メソッド名	機能
void	close()	出力ストリームとの接続を閉じます。
StreamTuple	get()	SDPサーバに登録されているタプルを一つだけ取得します。
ArrayList<StreamTuple>	get(int count)	SDPサーバに登録されているデータをcountパラメーターに指定した数だけ取得します。
ArrayList<StreamTuple>	get(int count, long timeout)	SDPサーバに登録されているデータをcountパラメーターに指定した数だけ取得します。SDPサーバに結果データがない場合，結果データが到着するか，またはtimeoutパラメーターに指定した時間が経過するまで待機します。
ArrayList<StreamTuple>	getAll()	SDPサーバに登録されているすべてのタプルを取得します。
ArrayList<StreamTuple>	getAll(long timeout)	SDPサーバに登録されているすべてのタプルを取得します。SDPサーバに結果データがない場合，結果データが到着するか，またはtimeoutパラメーターに指定した時間が経過するまで待機します。
int	getFreeQueueSize()	出力ストリームキューの空きサイズを取得します。
int	getMaxQueueSize()	出力ストリームキューの最大サイズを取得します。
void	registerForNotification(StreamEventListener n)	コールバック用リスナーオブジェクトを登録します。
void	unregisterForNotification(StreamEventListener n)	登録したリスナーオブジェクトを解除して，以降のコールバック処理の実行を解除します。

注意事項

なし。

＜この節の構成＞

close()メソッド

get()メソッド

get(int count)メソッド

get(int count, long timeout)メソッド

getAll()メソッド

getAll(long timeout)メソッド

getFreeQueueSize()メソッド

getMaxQueueSize()メソッド

registerForNotification(StreamEventListener n)メソッド

unregisterForNotification(StreamEventListener n)メソッド