ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド
カスタムアダプターがSDPサーバとインプロセスで連携するためには,StreamInprocessUPインタフェースを実装するクラスを作成する必要があります。
StreamInprocessUPインタフェースには,executeメソッドとstopメソッドがあります。
executeメソッドには,カスタムアダプターのmainメソッドに相当するメイン処理を記述します。stopメソッドには,カスタムアダプターの終了処理を記述します。
sdpstartinproコマンドを実行してインプロセス連携カスタムアダプターを起動すると,SDPサーバによってStreamInprocessUPインタフェースを実装したクラスがロードされ,executeメソッドを実行するためのスレッド(カスタムアダプター実行スレッド)が生成されます。executeメソッドはこのスレッドから呼び出されるメソッドです。なお,SDPサーバによってロードされる実装クラス名,およびその実装クラスが格納されたjarファイルのパス名は,プロパティファイルuser_app.<インプロセス連携カスタムアダプター名>.propertiesに記述します。プロパティファイルについては,マニュアル「uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド」を参照してください。
stopメソッドは,sdpstopinproコマンドを実行してインプロセス連携カスタムアダプターを停止するときに,SDPサーバ側のスレッドから呼び出されます。
StreamInprocessUPインタフェースのメソッド一覧を次の表に示します。
戻り値 | メソッド名 | 機能 |
---|---|---|
void | execute(SDPConnector con) | カスタムアダプターのメイン処理を記述します。 このメソッドは,sdpstartinproコマンド実行時に,SDPサーバが生成したカスタムアダプター実行スレッドによって呼び出されます。 |
void | stop() | カスタムアダプターの終了処理を記述します。 このメソッドは,sdpstopinproコマンド実行時に,SDPサーバ側のスレッドによって呼び出されます。 |
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