CQLのデータ型は，Javaのデータ型にマッピングされます。

CQLのデータ型とJavaのデータ型のマッピングについて，次の表に示します。

表3-5　CQLのデータ型とJavaのデータ型のマッピング

分類	CQLのデータ型	データ形式	Javaのデータ型	データの範囲	備考
数データ	INT〔EGER〕	整数型4バイト	Integerクラス	-2,147,483,648〜2,147,483,647	−
	SMALLINT	整数型2バイト	Shortクラス	-32,768〜32,767	−
	TINYINT	整数型1バイト	Byteクラス	-128〜127	−
	BIGINT	整数型8バイト	Longクラス	-9,223,372,036,854,775,808〜9,223,372,036,854,775,807	−
	DEC〔IMAL〕〔'('m')'〕※1	10進形式	java.math.BigDecimalクラス	-1038+1〜1038-1	精度（全体のけた数）がmけた（'+'，'-'の符号は含みません）の10進数です。 mは正整数で，1≦m≦38です。mを省略すると，15が仮定されます。
	NUMERIC〔'('m')'〕※1
	REAL	実数型4バイト	Floatクラス	-3.402823466E+38〜-1.175494351E-38 0 1.175494351E-38〜3.402823466E+38	入力データに指数表現は使用できません。
	FLOAT	実数型8バイト	Doubleクラス	-1.7976931348623157E+308〜-2.2250738585072014E-308 0 2.2250738585072014E-308〜1.7976931348623157E+308	入力データに指数表現は使用できません。
	DOUBLE
文字データ	CHAR〔ACTER〕〔'('n')'〕	固定長文字列（文字数n個）	java.lang.Stringクラス	1〜255	nは正整数です。1≦n≦255です。nを省略すると，1が仮定されます。列には，列を埋めるために必要なだけ空白が追加されます。データの長さが指定文字数nを超えた場合は，エラーになります。
	VARCHAR'('n')'	可変長文字列（最大文字数n個）		1〜32,767	nは正整数です。1≦n≦32,767です。列には，列を埋めるための空白は追加されません。データの長さが指定文字数nを超えた場合は，エラーになります。
日付データ	DATE※2	日付（年月日）	java.sql.Dateクラス	YYYYMMDD 　 YYYY： 0001〜9999（年） MM： 01〜12（月） DD： 01〜該当年月の最終日（日）	−
時刻データ	TIME※2	時間（時分秒）	java.sql.Timeクラス	hhmmss 　 hh： 00〜23（時） mm： 00〜59（分） ss： 00〜59（秒）	−
時刻印データ	TIMESTAMP〔'('p')'〕※2	日時（年月日+時分秒+ナノ秒）	java.sql.Timestampクラス	YYYYMMDDhhmmss〔nn…n〕 　 YYYY： 0001〜9999（年） MM： 01〜12（月） DD： 01〜該当年月の最終日（日） hh： 00〜23（時） mm： 00〜59（分） ss： 00〜59（秒） nn…n： pけたの小数秒（n：0〜9）	pは正整数です。0≦n≦9です。pを省略すると，3が仮定されます。 pのけたは，3けたでミリ秒，6けたでマイクロ秒，9けたでナノ秒単位となります。pを超えた場合は，エラーになります。

（凡例）

−：該当しません。

注※1

DECIMAL型およびNUMERIC型についての注意事項は，「3.3.2　DECIMAL型およびNUMERIC型についての注意事項」を参照してください。

注※2

DATE型，TIME型およびTIMESTAMP型のデータには範囲外の値を指定しないように注意してください。これらのデータ型に範囲外の値を指定した場合，例外などは発生しないで，意図しない処理が実行されるおそれがあります。

なお，「データ型(n)」のように，データ型の後ろに(　)で囲んで記載する数値は，型の長さを示します。

参考

CQLのデータ型とJavaのデータ型とのマッピングは，SQLのデータ型とJavaのデータ型とのマッピングを定義したJDBC APIに従っています。