ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド

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11.8.1 タイムスタンプ調整の適用範囲

データソースモードの場合,入力ストリームには,タプルに設定されている時刻を基に昇順でタプルが入力される必要があります。しかし,複数の入力アダプターからタプルを送信する場合などに,タプルに設定された時刻の順序が逆転してSDPサーバに到着してしまうことがあります。この場合,時刻が逆転したタプルはSDPサーバに破棄されます。

このような場合に,タイムスタンプ調整機能を使用することで,タプルに設定された時刻の順序が逆転してSDPサーバに到着したタプルも,昇順に並べ替えて入力ストリームに入力できます。

タイムスタンプ調整機能は,SDPサーバの時刻制御方式にデータソースモードを使用している場合に使用できます。また,タイムスタンプ調整機能は入力ストリーム単位で動作します。