sdpls ｛｛-all｜＜クエリグループ名＞［ ＜クエリグループ名＞...］｝｜-help｝

SDPサーバに登録されているクエリグループの情報を表示します。

運用ユーザー

このコマンドの実行には，次のファイルが必要です。

• システムコンフィグプロパティファイル（system_config.properties）
• SDPサーバ用JavaVMオプションファイル（jvm_options.cfg）

＜運用ディレクトリ＞\bin\

-all

SDPサーバに登録されているすべてのクエリグループに関する情報を表示します。

＜クエリグループ名＞［ ＜クエリグループ名＞...］

表示するクエリグループ名を指定します。複数のクエリグループ名を指定する場合は，クエリグループ名とクエリグループ名の間を半角スペースで区切って指定します。

-help

コマンドの使用方法を表示します。

このオプションが指定された場合，ストリームおよびクエリグループの情報表示，ならびにオプションの不正チェックはされないでコマンドが終了します。

• 引数に指定したすべてのクエリグループの表示が成功した場合，戻り値0が返されます。
• 複数のクエリグループを指定してこのコマンドを実行し，特定のクエリグループについての情報の取得処理でエラーが発生した場合，ほかのクエリグループの表示は続行されます。この場合，戻り値1が返されます。
• クエリグループの登録時は，開始時刻に「----/--/-- --:--:--」が表示されます。また，クエリグループの実行時は，停止時刻に「----/--/-- --:--:--」が表示されます。
• ストリームキューに格納されたタプルの総数が上限値（9,223,372,036,854,775,807）を超えた場合は，値が更新されなくなります。
• 引数に同一名称のクエリグループを複数指定した場合，該当するクエリグループの情報は1度だけ出力します。
• ストリームキューに格納されたタプルの総数およびストリームキューの最大滞留数はクエリグループの開始から停止までの値とし，クエリグループを一度停止し再度開始したときにリセットします。また，クエリグループのすべての入力ストリームに対してputEndメソッドを発行した場合も，値をリセットします。リセットする内容は次のとおりです。
  
  • ストリームキューに格納されたタプルの総数：0
  • ストリームキューの最大滞留数：開始時のキュー滞留数
  • タイムスタンプ調整機能で保留していた最大タプル数：0
  • タイムスタンプ調整機能で破棄したタプル数：0
• ストリームキューに格納されたタプルの総数として，内部で生成する制御用タプルも総数に含みます。そのため，次の場合は，アダプターから送信されたタプルの総数より多く表示されることがあります。
  
  • カスタムアダプターからputEndメソッドを発行した場合。
  • クエリグループを正常停止した場合。
• 入力ストリームに対して入力アダプターから接続した場合，ストリームキューの最大滞留数および現在の滞留数には，入力アダプターからの接続ストリーム内の滞留数が表示されることがあります。そのため，入力アダプターからのタプルの取り出しが遅延した場合などは，SDPサーバ内の滞留数より多く表示されることがあります。

値	意味
0	コマンドが正常に終了しました。
1	コマンドでエラーが発生しました。

（凡例）

1：-allオプション指定時にだけ表示されます。

2：表示されるクエリグループの数だけ繰り返し表示されます。

3：クエリグループに登録されたストリームの数だけ繰り返し表示されます。

4：クエリグループのタイムスタンプモードが，DATASOURCEの場合にだけ表示されます。

5：クエリグループに登録されたクエリ数分繰り返し表示されます。

出力形式中の各変数の意味を次に示します。

情報の分類	変数	意味
-allオプション指定時に出力される情報	aaaaaaaaaa	クエリグループの総数（10けたの10進数）
	bbbbbbbbbb	ストリームの総数（10けたの10進数）
	cccccccccc	クエリの総数（10けたの10進数）
クエリグループごとの情報	dd...dd	クエリグループ名称
	ee...ee	タイムスタンプモード 次のどちらかが表示されます。 DataSource：データソースモード Server：サーバモード
	ff...ff	サーバモードでのsdptplputコマンドの実行可否 次のどちらかが表示されます。 true：実行できる false：実行できない
	gggggggggg	グループに属するストリーム数（10けたの10進数）
	hhhhhhhhhh	グループに属するクエリ数（10けたの10進数）
	ii...ii	クエリグループのステータス 次のどれかが表示されます。 Stop：クエリグループの停止中 Running：クエリグループの実行中 Hold：実行時エラーやキューあふれによる，クエリグループの閉塞中 FatalHold：クエリグループの続行不可 Stopping：クエリグループの停止処理中 PreparingForStop：クエリグループの停止要求による，入力キューおよび仕掛かり中のタプルの処理中 Starting：クエリグループの開始処理中 Deleting：クエリグループの削除処理中 Holding：クエリグループの閉塞処理中
	jjjj/jj/jj△jj:jj:jj	クエリグループの開始時刻
	kkkk/kk/kk△kk:kk:kk	クエリグループの停止時刻
ストリームごとの情報	ll...ll	ストリーム名称
	mm...mm	ストリームキューに格納されたタプルの総数（19けたの10進数）
	nnnnnnnnnn	現在のストリームキューの滞留数（10けたの10進数）
	oooooooooo	ストリームキューの最大滞留数（10けたの10進数）
	pp...pp	タイムスタンプ調整機能のステータス 次のどちらかが表示されます。 Stop：タイムスタンプ調整機能が停止中 Running：タイムスタンプ調整機能が実行中
	qqqqqqqqqq	タイムスタンプ調整機能で保留しているタプル数（10けたの10進数）
	rrrrrrrrrr	タイムスタンプ調整機能で保留していた最大タプル数（10けたの10進数）
	ssssssssss	タイムスタンプ調整機能で破棄したタプル数（10けたの10進数）
クエリごとの情報	tt...tt	クエリ名称
	uu...uu	出力ストリームキューに格納されたタプルの総数（19けたの10進数）
	vvvvvvvvvv	現在の出力ストリームキューの滞留数（10けたの10進数）
	wwwwwwwwww	出力ストリームキューの最大滞留数（10けたの10進数）

（凡例）

△：半角スペース