次のシステム環境変数を設定します。

表3-5　設定する環境変数（Windowsの場合）

環境変数名	設定値
PRFSPOOL	＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\redirector\logs

表3-6　設定する環境変数（Linuxの場合）

環境変数名	設定値
PRFSPOOL	/opt/hitachi/sdp/psb/CC/web/redirector/logs
PATH※1	/opt/hitachi/sdp/psb/jdk/bin
	/opt/hitachi/sdp/psb/PRF/bin
LD_LIBRARY_PATH	/opt/hitachi/sdp/psb/PRF/lib
	/opt/hitachi/common/lib
CSCCFJ_SERVER_HOME	/opt/hitachi/sdp/psb/CC
COSMINEXUS_PSB_HOME※2	/opt/hitachi/sdp/psb
PRF_AUDITLOG_USE※2	0

注※1

環境変数「PATH」の先頭に「/opt/hitachi/sdp/psb/jdk/bin」を指定してください。

注※2

V01-50以降の場合に設定します。

Dashboard Serverを使用するためには，Webサーバのサービスを登録して，Webコンテナサーバをセットアップします。

なお，Linuxの場合，Webサーバのサービスの登録は不要です。

(a)　Windowsの場合

• Webサーバのサービスの登録
  次のコマンドを実行して，Webサーバ（Hitachi Web Server）をWindowsのサービスとして登録します。登録するサービス名は「Hitachi Web Server for uCSDPAF」（固定値）です。
  

  ＜インストールディレクトリ＞\psb\httpsd\httpsd.exe -k install -n "Hitachi Web Server for uCSDPAF"

• Webコンテナサーバのセットアップ
  次のコマンドを実行して，Dashboard Serverを実行するWebコンテナサーバをセットアップします。セットアップするサーバ名は「uCSDPAF_Server」（固定値）です。
  

  ＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\bin\cjwebsetup.exe uCSDPAF_Server

  このセットアップ後に次のディレクトリが作成されます。
  

  ＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\containers\uCSDPAF_Server\

WebサーバとWebコンテナサーバを設定するコマンドの実行例を次に示します。

C:\> ＜インストールディレクトリ＞\psb\httpsd\httpsd.exe -k install -n “Hitachi Web Server for uCSDPAF”
 
Installing the Hitachi Web Server for uCSDPAF service
The Hitachi Web Server for uCSDPAF service is successfully installed.
C:\>＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\bin\cjwebsetup.exe uCSDPAF_Server
 
KDJE41800-I The setup for the Web container server has finished successfully. Server name = uCSDPAF_Server

(b)　Linuxの場合

V01-50より前の場合

• Webコンテナサーバのセットアップ
  次のコマンドを実行して，Dashboard Serverを実行するWebコンテナサーバをセットアップします。セットアップするサーバ名は「uCSDPAF_Server」（固定値）です。
  

  ＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/bin/cjwebsetup.exe uCSDPAF_Server

  このセットアップ後に次のディレクトリが作成されます。
  

  ＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/containers/uCSDPAF_Server/

V01-50以降の場合

• J2EEサーバのセットアップ
  次のコマンドを実行して，J2EEサーバの環境をセットアップします。
  セットアップするJ2EEサーバ名は「uCSDPAF_Server」（固定値）です。
  

  /opt/hitachi/sdp/psb/CC/server/bin/cjsetup uCSDPAF_Server
  

Dashboard Serverで使用するファイルを準備します。

なお，V01-50より前のLinuxの場合，インストーラがhttpsd.confファイルの指定値を自動で更新するため，httpsd.confファイルの編集は不要です。

(a)　Windowsの場合

• Dashboard Serverで使用するhttpsd.confファイルの編集
  <uCSDP-AFインストール先ディレクトリ>\psb\httpsd\conf\httpsd.confファイルを編集します。
  
  • WebブラウザからアクセスするWebサーバのポート番号を設定します。httpsd.confのListenディレクティブを20430に変更します。
  • httpsd.confの末尾に，"Include ..\CC\web\redirector\mod_jk.conf"の行を追加します。

  設定例

  ################################################################ ## ## httpsd.conf - Cosminexus HTTP Server configuration file ## ## All Rights Reserved. Copyright (C) 2000, 2012, Hitachi, Ltd. ################################################################# Listen 20430 StartServers 5 MinSpareServers 5 MaxSpareServers 10 MaxClients 150 MaxRequestsPerChild 10000 ： (略) ： Include ..\CC\web\redirector\mod_jk.conf

• Dashboard Serverで使用するファイルのコピーと編集
  次の表に示すコピー元のファイルをコピー先のディレクトリにコピーします。
  

  コピー元のファイル	コピー先のディレクトリ	コピー後のファイル編集の要否
  ＜インストールディレクトリ＞\samples\httppacket\web\redirector\workers.properties	＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\redirector\	×
  ＜インストールディレクトリ＞\samples\httppacket\web\redirector\mod_jk.conf	＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\redirector\	×
  ＜インストールディレクトリ＞\samples\httppacket\web\containers\uCSDPAF_Server\usrconf\usrconf.cfg	＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\containers\uCSDPAF_Server\usrconf\	×
  ＜インストールディレクトリ＞\samples\httppacket\web\containers\uCSDPAF_Server\usrconf\usrconf.properties	＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\containers\uCSDPAF_Server\usrconf\	○
  ＜インストールディレクトリ＞\lib\dashboard.war	＜インストールディレクトリ＞\psb\CC\web\containers\uCSDPAF_Server\webapps\	×

  （凡例）

  ○：コピー後にファイルを編集します。

  ×：コピー後にファイルを編集する必要はありません。

  
  コピーしたファイルのうち，Dashboard Serverのサーバ内設定ファイル（usrconf.properties）には，Dashboard Serverがダッシュボード出力コネクターにアクセスして，ダッシュボード表示用データを更新するための間隔とリトライ回数を指定します。
  サーバ内設定ファイルの編集については，「12.2　Dashboard Serverのサーバ内設定ファイル（usrconf.properties）」を参照してください。
  

(b)　Linuxの場合

V01-50より前の場合

• Dashboard Serverで使用するhttpsd.confファイルのコピーと編集
  次の表に示すコピー元のファイルをコピー先のディレクトリにコピーします。
  

  コピー元のファイル	コピー先のディレクトリ	コピー後のファイル編集の要否
  ＜インストールディレクトリ＞/samples/httppacket/web/redirector/workers.properties	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/redirector/	×
  ＜インストールディレクトリ＞/samples/httppacket/web/redirector/mod_jk.conf	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/redirector/	×
  ＜インストールディレクトリ＞/samples/httppacket/web/containers/uCSDPAF_Server/usrconf/usrconf.cfg	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/containers/uCSDPAF_Server/usrconf/	×
  ＜インストールディレクトリ＞/samples/httppacket/web/containers/uCSDPAF_Server/usrconf/usrconf.properties	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/containers/uCSDPAF_Server/usrconf/	○
  ＜インストールディレクトリ＞/lib/dashboard.war	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/containers/uCSDPAF_Server/webapps/	×

  （凡例）

  ○：コピー後にファイルを編集します。

  ×：コピー後にファイルを編集する必要はありません。

  
  コピーしたファイルのうち，Dashboard Serverのサーバ内設定ファイル（usrconf.properties）には，Dashboard Serverがダッシュボード出力コネクターにアクセスして，ダッシュボード表示用データを更新するための間隔とリトライ回数を指定します。
  サーバ内設定ファイルの編集については，「12.2　Dashboard Serverのサーバ内設定ファイル（usrconf.properties）」を参照してください。
  

V01-50以降の場合

• Dashboard Serverで使用するhttpsd.confファイルの編集
  <uCSDP-AFインストール先ディレクトリ>/psb/httpsd/conf/httpsd.confファイルを編集します。
  
  • WebブラウザからアクセスするWebサーバのポート番号を設定します。また，httpsd.confのListenディレクティブを20430に変更します。
  • Userディレクティブに指定されているユーザーが属するグループをGroupディレクティブに指定します。
  • httpsd.confの末尾に，"Include ../CC/web/redirector/mod_jk.conf"の行を追加します。

  設定例

  ################################################################ ## ## httpsd.conf - Cosminexus HTTP Server configuration file ## ## All Rights Reserved. Copyright (C) 2000, 2012, Hitachi, Ltd. ################################################################# Listen 20430 StartServers 5 MinSpareServers 5 MaxSpareServers 10 MaxClients 150 MaxRequestsPerChild 10000 ： (略) ： User nobody Group nobody ： (略) ： Include ../CC/web/redirector/mod_jk.conf

• Dashboard Serverで使用するファイルのコピーと編集

ファイルのコピー

次の表に示すコピー元のファイルをコピー先のディレクトリにコピーします。

コピー元のファイル	コピー先のディレクトリ	コピー後のファイル編集の要否
＜インストールディレクトリ＞ /samples/httppacket/web/redirector/workers.properties	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/redirector/	×
＜インストールディレクトリ＞ /samples/httppacket/web/redirector/mod_jk.conf	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/web/redirector/	×
＜インストールディレクトリ＞ /samples/httppacket/web/containers/uCSDPAF_Server/usrconf/usrconf.cfg	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/server/usrconf/ejb/uCSDPAF_Server	×
＜インストールディレクトリ＞ /samples/httppacket/web/containers/uCSDPAF_Server/usrconf/usrconf.properties	＜インストールディレクトリ＞/psb/CC/server/usrconf/ejb/uCSDPAF_Server	○

（凡例）

○：コピー後にファイルを編集します。

×：コピー後にファイルを編集する必要はありません。

コピーしたファイルのうち，Dashboard Serverのサーバ内設定ファイル（usrconf.properties）には，Dashboard Serverがダッシュボード出力コネクターにアクセスして，ダッシュボード表示用データを更新するための間隔とリトライ回数を指定します。

サーバ内設定ファイルの編集については，「12.2　Dashboard Serverのサーバ内設定ファイル（usrconf.properties）」を参照してください。

• ファイルの編集
  /opt/hitachi/sdp/psb/CC/admin/usrconf下のusrconf.propertiesに対し，次のプロパティを追加します。
  

  ejbserver.rmi.naming.port=20432

• J2EEサーバの開始とJ2EEアプリケーションのデプロイ
  

  J2EEサーバの開始

  次のコマンドを実行して，J2EEサーバを開始します。

  セットアップするJ2EEサーバ名は「uCSDPAF_Server」（固定値）です。

  # /opt/hitachi/sdp/psb/CC/server/bin/cjstartsv uCSDPAF_Server -nosecurity

  J2EEアプリケーションのデプロイ

  起動したJ2EEサーバに，J2EEアプリケーション（dashboard）をインポートします。次のコマンドライン固定です。

  /opt/hitachi/sdp/psb/CC/admin/bin/cjimportapp uCSDPAF_Server -f /opt/hitachi/sdp/lib/dashboard.ear