Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド

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21.4 タイプドオブジェクトラッパー

ある特定のクラスのタイプドオブジェクトラッパーをインプリメントする際,バインドされたオブジェクトでメソッドが呼び出される時に起こる処理を定義してください。図21-3にクライアントスタブクラスメソッドの前にクライアントのオブジェクトラッパーメソッドがどのように呼び出されるのか,またサーバのインプリメンテーションメソッドの前にサーバ側のオブジェクトラッパーがどのように起動されるのかを示します。

タイプドオブジェクトラッパーインプリメンテーションは,ラップするオブジェクトが提供するメソッドすべてをインプリメントする必要はありません。

同じクライアントまたはサーバアプリケーション内で,タイプドオブジェクトラッパーおよびアンタイプドオブジェクトラッパーの両方を混在させて使用できます。詳細については,「21.6 タイプドおよびアンタイプドオブジェクトラッパーの混在使用」を参照してください。

図21-3 登録された単一のタイプドオブジェクトラッパー

[図データ]

<この節の構成>
21.4.1 複数のタイプドオブジェクトラッパーの使用
21.4.2 起動の順序
21.4.3 タイプドオブジェクトラッパーおよび同一プロセスにあるクライアントとサーバ