Hitachi Web Server
Hitachi Web Serverの動作を定義するファイルについて説明します。
Hitachi Web Serverの動作環境を定義するファイルをコンフィグファイルといいます。なお,コンフィグファイルのコメント行以外に,マルチバイト文字およびUnicodeの補助文字は指定できません。
Hitachi Web Serverの動作を定義するファイルには,httpsd.confファイル,mime.typesファイルおよびアクセスコントロールファイル(.htaccess)の三つがあります。SSLCユティリティの動作を定義するファイルは,sslc.cnfファイルです。各ファイルの用途を次に示します。
表3-1 コンフィグファイルの用途
| ファイル名 | 用途 | 標準提供 |
|---|---|---|
| httpsd.conf | Hitachi Web Serverの動作環境を各種ディレクティブで定義します。システム管理者が管理します。 | ○ |
| mime.types | コンテンツのファイル拡張子とコンテントタイプ(MIMEタイプ)の関連づけを定義します。システム管理者が管理します。 | ○ |
| .htaccess | アクセス制御を定義するアクセスコントロールファイル。必要に応じてエンドユーザがアクセス制御するディレクトリ下に作成します(デフォルトファイル名は.htaccess)。 | × |
| sslc.cnf | SSLのユティリティについての情報を定義します。システム管理者が管理します。sslcユティリティだけで使用できます。 認証局(CA)に提出するCSRを作成する場合,ユティリティで使用する値を指定しておくと,効率良くCSRを作成できます。 |
○ |
| Includeディレクティブで指定したファイル | Hitachi Web Serverの動作環境を各種ディレクティブで定義します。システム管理者が管理します。 | × |
コンフィグファイルの関連を次に示します。
図3-2 コンフィグファイルの関連
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