JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド
LPAR上で稼働するサーバまたはHVMをJP1/ServerConductorの管理コンソールから管理する場合,仮想化されていないサーバ(物理サーバ)に対して使用できる機能と差異があります。
LPAR上で稼働するサーバまたはHVMに対して使用できる機能の一覧を次に示します。
表13-1 LPAR上で稼働するサーバまたはHVMに対して使用できる機能
| 項番 | 機能 | 使用可否 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|
| サーバ | HVM | |||
| 1 | コンソールサービスでの表示 | ○ | ○ | − |
| 2 | ローカルコンソールサービスでの表示 | △ | × | 自マシン上のサーバだけ表示される。 |
| 3 | Webコンソールサービスでの表示 | △ | × | LPAR上で稼働するサーバは物理サーバとして表示される。 |
| 4 | 資産管理 | △ | × | 一部,サーバモジュールのハードウェア情報が表示される。 |
| 5 | 障害管理 | ○ | △ | HVMのログは,JP1/ServerConductorからは参照できない。 |
| 6 | 性能監視 | △ | − | LPAR上で稼働するサーバ間でCPUを共有している場合,正確なCPU使用率が取得できない。 |
| 7 | サーバ起動監視 | ○ | ○ | − |
| 8 | 電源制御 | ○ | △ | HVMのリブート,WOLによる電源制御はできない。 |
| 9 | 遠隔操作 | △ | △ | リモートコンソールおよびリモートコントロールの機能に差異あり。 |
| 10 | グループ管理 | ○ | △ | HVMは,エージェントの一括設定のグループに登録できない。 |
| 11 | 接続管理 | △ | △ | LPAR上で稼働するサーバおよびHVMを登録する手順が異なる。 |
| 12 | コンソールサービスからの設定情報の変更 | △ | − | LPAR上で稼働するサーバ間でCPUを共有している場合,正確なCPU使用率が取得できない。 |
| 13 | クラスタ管理 | × | × | HA8000だけサポート。 |
| 14 | 他プログラムとの連携 (SNMPトランスレータ含む) |
○ | △ | HVMは,SNMPトランスレータとの連携ができない。 |
| 15 | SMP構成管理 | − | − | − |
| 16 | ストレージ運用支援 | △ | − | ホストグループ定義ファイルをインポートしても自動割り当ては実施されない。 |
| 17 | N+1コールドスタンバイ機能 | × | △ | N+Mコールドスタンバイを使用できる。 |
| 18 | ラック管理 | − | − | − |
各機能を使用する場合の注意事項については,「13.3 LPAR上で稼働するサーバまたはHVMを管理する場合の注意事項」を参照してください。
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