N+1コールドスタンバイ機能を使用して運用を実施している場合,現用系または予備系に障害が発生すると,[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウに表示されるアイコンが,障害の発生を示すアイコンに変わります。障害を回復させたあと,[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウ上のアイコンの表示を回復させるには,[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウで,メンテナンス完了の操作を実施します。
メンテナンス完了の操作ができる場合の,[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウのアイコンの状態を,次の表に示します。
表9-20 メンテナンス完了の操作ができる[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウのアイコンの状態
| 項番 |
障害の発生個所 |
メンテナンス完了前の状態 |
メンテナンス完了後の状態 |
| 1 |
現用系ホスト |
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正常 |
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| 2 |
予備系サーバモジュール |
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- 切り替え前:コールドスタンバイ中
- 切り替え後:コールドスタンバイ実行
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- 切り替え前:コールドスタンバイ中
- 切り替え後:コールドスタンバイ実行
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- 切り替え前:コールドスタンバイ中
- 切り替え後:コールドスタンバイ実行
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- 注意
- この操作は,保守員によるハードウェアのメンテナンスが完了してから実施してください。
- メンテナンス完了の操作を実行する場合,次に示す状態のときは,実行時にエラーとなります。
・サーバモジュールが抜去されている。
・パーティション構成が登録時と異なる。
・サーバモジュールタイプが登録時と異なる。
・コールドスタンバイ中の予備系サーバモジュールの電源がONになっている。
メンテナンス完了の操作の方法を次に示します。
- [ホスト管理]ウィンドウで,メンテナンス完了の操作を実施したい現用系ホストまたは予備系サーバモジュールを管理しているマネージャを選択する
- [BSM Plus管理]メニューから[N+1コールドスタンバイ詳細設定]を選択する
[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウが表示されます。
[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウは,[ラックマネージャ]ウィンドウの[BSM Plus管理]メニューから[N+1コールドスタンバイ詳細設定]を選択することでも表示できます。ラックマネージャからのN+1コールドスタンバイ機能の利用については,「8.10 ラックマネージャからのN+1コールドスタンバイ機能の利用」を参照してください。
- メンテナンス完了の操作を実施したい現用系ホストまたは予備系サーバモジュールをクリックする
- [設定]メニューから[メンテナンス完了]を選択する
確認のダイアログボックスが表示されます。
- メッセージの内容を確認し,[OK]ボタンをクリックする
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