JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド

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9.5.1 N+1コールドスタンバイの冗長化の概要

自動切り替えの対象となる現用系サーバモジュールを複数の管理サーバで監視できます。それぞれの管理サーバで自動切り替えの開始時間をずらして設定しておけば,1つの管理サーバで切り替えが失敗した場合でも,ほかの管理サーバが切り替えを実行するようになります。これをN+1冗長化といいます。

N+1冗長化は,マネージャサービスが,N+1コールドスタンバイ機能で対象となる現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールを管理下に置き,サーバモジュール障害時のN+1自動切り替え処理を複数のマネージャサービスで冗長化する機能です。N+1冗長化では,各マネージャサービスのN+1自動切り替えの開始時間に差を持たせることによって,あるマネージャサービスがN+1切り替え処理が続行できなくなっても,ほかのマネージャサービスによって切り替え処理を引き継ぐことができます。N+1冗長化構成の例を,次の図に示します。

図9-11 N+1冗長化構成の例

[図データ]