JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド

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9.2.1 N+Mコールドスタンバイ(WWN引継ぎ方式)の動作

N+MコールドスタンバイのWWN引継ぎ方式では,ハードウェアのSVPと連携してサーバモジュールを切り替えます。この方式では,現用系サーバモジュールのHBAのWWNと予備系サーバモジュールのHBAのWWNを交換することで,N+Mコールドスタンバイを実現します。これにより,WWNを意識したストレージ管理や各種ソフトウェア機能が,N+Mコールドスタンバイ切り替え後も人手を介さないで機能します。

また,現用系サーバモジュールに設定されているHBA-BIOSやシステムBIOS/EFIの設定を,予備系サーバモジュールに切り替えるときに,そのまま引き継ぎます。このため,運用前に予備系サーバモジュールのHBA-BIOSやシステムBIOS/EFIの設定を,現用系サーバモジュールの設定と同じにする操作が不要となります。切り替え時に予備系サーバモジュールに遷移される情報については,マニュアル「BladeSymphonyユーザーズガイド」を参照してください。

N+Mコールドスタンバイ(WWN引継ぎ方式)の切り替え時の動作を次の図に示します。

図9-3 N+Mコールドスタンバイ(WWN引継ぎ方式)の切り替え時の動作

[図データ]