JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド
ここでは,各電源制御の手順について説明します。
ホストやサーバシャーシに対して電源をONにする場合の操作を次に示します。
[ホスト管理]ウィンドウで電源ONを実施する場合,次の操作をします。なお,この操作は,アドミニストレータでログインした場合だけ実行できます。
この操作は[ラックマネージャ]ウィンドウの[ホスト操作]メニューから[電源ON]を選択することでも実施できます。ラックマネージャからの遠隔操作の方法については,「8.6 ラックマネージャからの遠隔操作」を参照してください。
これで,選択したホストの電源がONになります。
scbsmcmdコマンドで電源ONを実施する場合,-ponオプションと,管理対象サーバのIPアドレス,MACアドレス,またはホスト名のどれかを指定して実行します。例えば,管理対象サーバのIPアドレスが192.168.0.3の場合,-iオプションを使用して,次のようにコマンドを指定します。
scbsmcmd -pon -i 192.168.0.3
実際に電源ONがされているかどうかは,scbsmcmdコマンドで-chkcnオプションを指定して確認してください。例えば,管理対象サーバのIPアドレスが192.168.0.3の場合,次のようにコマンドを指定します。
scbsmcmd -chkcn -i 192.168.0.3
なお,BladeSymphonyの物理パーティション上で動作する管理対象サーバの場合,実際に電源ONがされているかどうかは,-chkcnオプションの代わりに-chkpwオプションを指定してください。
scbsmcmdコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」に記載されているscbsmcmdコマンドを参照してください。
ホストの電源をシャットダウン後OFFにする場合の操作を次に示します。
[ホスト管理]ウィンドウでホストの電源をシャットダウン後OFFにする場合,次の操作をします。なお,この操作は,アドミニストレータでログインした場合だけ実行できます。
この操作は[ラックマネージャ]ウィンドウの[ホスト操作]メニューから[電源OFF]または[シャットダウン]を選択することでも実施できます。ラックマネージャからの遠隔操作の方法については,「8.6 ラックマネージャからの遠隔操作」を参照してください。
Windowsサーバの電源をOFFにする
これで,サーバの電源がOFFになります。
Linuxサーバの電源をOFFにする
これで,サーバの電源がOFFになります。
HP-UXサーバの電源をOFFにする
これで,サーバの電源がOFFになります。
scbsmcmdコマンドで,ホストの電源をシャットダウン後OFFにする場合,-poffオプションと,管理対象サーバのIPアドレス,MACアドレス,またはホスト名のどれかを指定して実行します。例えば,管理対象サーバのIPアドレスが192.168.0.3の場合,-iオプションを使用して,次のようにコマンドを指定します。
scbsmcmd -poff -i 192.168.0.3
BladeSymphonyの物理パーティション上で動作する管理対象サーバの場合,実際に電源OFFがされているかどうかは,scbsmcmdコマンドに-chkpwオプションを指定して実行すると確認できます。管理対象サーバのIPアドレスが192.168.0.3の場合,次のようにコマンドを指定します。
scbsmcmd -chkpw -i 192.168.0.3
scbsmcmdコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」に記載されているscbsmcmdコマンドを参照してください。
ホストの電源を強制的にOFFにする場合の操作を次に示します。強制電源OFFでは,シャットダウン処理はしません。
OSハングアップなどの理由で,通常の電源OFFによる電源制御が不可能な場合,強制的にサーバへの電源供給を断つには,次の操作をします。なお,この操作は,アドミニストレータでログインした場合だけ実行できます。
これで,サーバの電源が強制的にOFFになります。
scbsmcmdコマンドで,ホストの電源を強制的にOFFにする場合,-fpoffオプションと,管理対象サーバのIPアドレス,MACアドレス,またはホスト名のどれかを指定して実行します。例えば,管理対象サーバのIPアドレスが192.168.0.3の場合,-iオプションを使用して,次のようにコマンドを指定します。
scbsmcmd -fpoff -i 192.168.0.3
BladeSymphonyの物理パーティション上で動作する管理対象サーバの場合,実際に電源OFFがされているかどうかは,scbsmcmdコマンドに-chkpwオプションを指定して実行すると確認できます。管理対象サーバのIPアドレスが192.168.0.3の場合,次のようにコマンドを指定します。
scbsmcmd -chkpw -i 192.168.0.3
scbsmcmdコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」に記載されているscbsmcmdコマンドを参照してください。
ホストをリブートする場合の操作を次に示します。
ホストをリブートする場合,次の操作をします。なお,この操作は,アドミニストレータでログインした場合だけ実行できます。
この操作は[ラックマネージャ]ウィンドウの[ホスト操作]メニューから[リブート]を選択することでも実施できます。ラックマネージャからの遠隔操作の方法については,「8.6 ラックマネージャからの遠隔操作」を参照してください。
これで,サーバがリブートされます。
scbsmcmdコマンドで,ホストをリブートする場合,-rebootオプションと,管理対象サーバのIPアドレス,MACアドレス,またはホスト名のどれかを指定して実行します。例えば,管理対象サーバのIPアドレスが192.168.0.3の場合,-iオプションを使用して,次のようにコマンドを指定します。
scbsmcmd -reboot -i 192.168.0.3
scbsmcmdコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」に記載されているscbsmcmdコマンドを参照してください。
複数の管理対象サーバおよびサーバシャーシに対して,電源ON,電源OFFなどを一括で操作できます。
電源の一括操作は,複数の管理対象サーバおよびサーバシャーシをグループ化して実施します。グループ化の方法については,「1.5 管理対象をグループに分ける」を参照してください。
複数の管理対象サーバおよびサーバシャーシに対して,電源ON,電源OFFなどを一括で操作する方法を次に示します。なお,一括操作をする場合,アドミニストレータでログインしてください。サブアドミニストレータでログインしている場合は操作できません。
これで,グループ内のサーバの電源が一括で操作されます。例えば,[リブート]を選択すると,グループ内のすべてのサーバがリブートされます。
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