JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド
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アラート発生時のプログラム起動を設定する場合,次の操作を行います。
- アラートアクションサービスをインストールしたサーバで環境設定ユティリティを実行する
環境設定ユティリティの起動方法については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド」のセットアップ(環境設定ユティリティの起動)について記載されている章を参照してください。
- [アラートアクションサービス]タブを選択する
[アラートアクションサービス]タブが表示されます。
![[図データ]](FIGURE/SM061500.GIF)
このダイアログボックスで次の内容を設定します。
| 設定項目 |
設定内容 |
| プログラム |
アラートが通知されたときに起動させるプログラムを指定します。プログラム名は絶対パスで指定してください。1〜256バイトの範囲で指定します。なお,指定できるプログラムは1つだけです。複数のプログラムを起動させたい場合は,バッチプログラムを作成し,そのプログラムを指定してください。 |
| マクロ |
プログラム起動時に,プログラムで使用するデータを指定します。マクロには次の種類があります。各マクロを指定するとアラートに関する情報が展開され,プログラムで利用できます。
- %D
アラートの発生日に展開されます。形式はyyyymmddです。
- %T
アラートの発生時刻に展開されます。形式はHHMMSSです。
- %M
アラートが発生したホストのホスト名,サーバシャーシID,またはHVM識別子に展開されます。
- %L
発生したアラートのアラートレベルの文字列に展開されます。
- %I
発生したアラートのアラートIDに展開されます。形式は,0xXXXXです。
- %S
発生したアラートの内容の文字列に展開されます。※
- %P
発生したアラートの発生部位の文字列に展開されます。
|
- 注※
- 通知できるアラートメッセージの長さは255バイトです。メッセージが255バイトを超える場合は,255バイトに収まるように,メッセージの一部が「...」に置き換わって通知されます。
- 設定内容を確認し,問題がなければ,[OK]ボタンをクリックする
次回のアラート通知時からプログラムが起動されます。
例えば,次のようなバッチファイルを起動プログラムとして登録します。
- 登録するプログラム
c:\alert.bat %I
- この例では,プログラム起動時にパラメタとして%I(アラートID)を付けるように指定しています。
- alert.batの内容
echo off
if %1==0x13B0 alert.wav
- この起動プログラムは,アラートID 0x13B0(OSハングアップ検出時のアラート)が通知されたときに音を鳴らします。
- GUIなどのユーザインタフェースを持つプログラムを,自動起動するプログラムとして設定している場合,そのマシンからログアウトしている間は,ユーザインタフェースは表示されません。ログインした時点で,表示されます。
- アラートアクションサービスの起動プログラムに指定するマクロ名「%S」を「"」(ダブルクォーテーション)で囲まないでください。正常に動作しない場合があります。
- アラートアクションサービスの起動プログラムで,マクロに展開される文字列の途中に半角空白が存在する場合,半角空白の直前で区切られた文字列が起動プログラムへ展開されます。そのため,起動プログラムへ渡すパラメタの数が増えます。パラメタの数を固定にするには,[環境設定ユティリティ]の[アラートアクションサービス]タブにあるプログラムの設定で,プログラムに指定するマクロ名を「"」(ダブルクォーテーション)で囲んてください。
- (例)
- 起動プログラム(alert.bat)に発生ホスト名,発生部位を指定する場合
- c:\alert.bat "%M" "%P"
- 文字列の途中に半角空白が入るおそれがあるマクロ名を次に示します。
- ・%M(発生ホスト名,サーバシャーシID,HVM識別子)
- ・%P(発生部位)
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