JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド

18.10 リモートコントロール時のトラブルシューティング

リモートコントロール時にトラブルが発生した場合の対処方法について、現象別に説明します。

コントローラ側でコンピュータの画面が表示されない

Java2で作成されたアプリケーションを接続先のコンピュータで起動した場合、Direct Drawを使用して描画するため、コントローラ側でコンピュータの画面が表示されないことがあります。

対処方法

コンピュータでJava2起動時に次のオプションを指定して、Direct Drawを使用しないようにします。

-Dsun.java2d.noddraw=true

エージェントのインストール後にWindows 7、Windows Server 2008、Windows Vista、Windows Server 2003、Windows XP、またはWindows 2000が起動しない

他社のリモートコントロール製品がインストールされている場合、エージェントをインストールしたあとでWindows 7、Windows Server 2008、Windows Vista、Windows Server 2003、Windows XP、またはWindows 2000が起動しなくなることがあります。

対処方法

他社のリモートコントロール製品をアンインストールしてから、エージェントを再インストールする手順を次に示します。

1. OSをセーフモードで起動してから、エージェントをアンインストールします。
2. コンピュータを再起動します。
3. 他社のリモートコントロール製品がインストールされている場合は、アンインストールします。
4. コンピュータを再起動します。
5. エージェントを再度インストールします。

コンピュータをセーフモードで起動する手順を次に示します。

1. コンピュータを再起動します。
2. 画面のいちばん下に、［F8］キーを押して起動オプションを表示するように求めるメッセージが表示されたら、［F8］キーを押します。
3. 方向キーを使用して、［セーフモード］を選択し、［Enter］キーを押します。
4. 方向キーを使用して、起動するOSを選択します。

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