JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド

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17.14 ioutils exportoplog(操作ログのエクスポート)

操作ログのエクスポートを行うioutils exportoplogコマンドについて説明します。

機能

指定した期間の操作ログを、指定したファイルにエクスポートします。エクスポートするファイルのサイズが2ギガバイトを超える場合、ファイルを分割して出力します。分割されたファイルは、ファイル名の拡張子の前に連番が付与されます。

エクスポート対象となる情報が0件の場合でも、ファイルが出力されます。

なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。

形式

ioutils△exportoplog△-export△エクスポートするファイル名{△-range△エクスポートする期間|△-within△エクスポートする日数}[△-encoding△文字コードの種別][△-filter△フィルタ名][△-lineエクスポートする行数][△-s]

引数

-export△エクスポートするファイル名
エクスポートするCSVファイルを、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-range△エクスポートする期間
エクスポートする期間をYYYY-MM-DDの形式で指定します。 開始日と終了日は、「,」(コンマ)で区切って指定します。
注※ YYYY:年、MM:月、DD:日
この引数は、-withinと同時には指定できません。

-within△エクスポートする日数
エクスポートする日数を指定します。指定できる日数は1~500です。
この引数は、-rangeと同時には指定できません。

-encoding△文字コードの種別
エクスポートする操作ログの文字コードを指定します。文字コードの種別は次のとおりです。引数を省略した場合、UTF-8が指定されます。
  • US-ASCII
  • ISO-8859-1
  • UTF-8
  • UTF-8N
  • UTF-16
  • UTF-16LE
  • UTF-16BE
  • MS932
  • Shift-JIS
  • EUC-JP
  • JIS

-filter△フィルタ名
フィルタを使用して特定の操作ログをエクスポートする場合、フィルタ名を指定します。

-lineエクスポートする行数
1ファイルにエクスポートする行数を指定します。指定できる行数は1~4294967295です。省略した場合、1ファイルには2ギガバイト分の操作ログが出力されます。

-s
エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\bin\

JP1/IT Desktop Managementが提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

実行権限

Administrator権限を持つユーザーで実行してください。

管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。

注意事項

戻り値

ioutils exportoplogコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値 説明
0 コマンドが正常に終了しました。
11 コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。
12 指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。
15 ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。
31 ほかのコマンドを実行中です。
51 コマンドの実行権限がありません。
54 管理用サーバがセットアップされていません。
70 指定されたフィルタがありません。
101 メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。
120 データベースのアクセスエラーです。
150 そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

エクスポートする日数を「25」、フィルタ名を「ファイルコピー操作」の条件で、操作ログを「C:\temp\exportoplog.csv」としてエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils exportoplog -export C:\temp\exportoplog.csv -within 25 -encoding UTF-8 -filter ファイルコピー操作 -s

関連リンク

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