JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


10.10.4 サイトサーバ上のデータベースの障害に対処する手順

サイトサーバの操作ログを検索する場合、操作ログのインデックス情報が利用されます。このため、サイトサーバのデータベースに障害が発生して、操作ログのデータとインデックス情報が不一致になったり、インデックス情報が破損したりしたときは、サイトサーバに格納されている操作ログを正しく検索できなくなります。

このような場合は、サイトサーバで操作ログのインデックス情報を再作成することで、サイトサーバに格納されている操作ログを正しく検索できるようになります。

サイトサーバ上のデータベース障害に対応するには:

  1. サイトサーバでrecreatelogdbコマンドを実行します。

操作ログのインデックス情報が再作成され、操作ログを正しく検索できるようになります。

注意
recreatelogdbコマンドの実行中はサイトサーバが停止するため、その間に発生した操作ログ(不審と見なす操作を含む)は、コマンド実行が完了するまで確認できません。recreatelogdbコマンド完了後、サイトサーバを開始したタイミングで、操作ログのインデックス情報の作成を開始します。インデックス情報の作成中はサイトサーバの負荷が高くなるため、操作ログのデータ量によっては、作成が完了するまでに数日掛かることがあります。また、インデックス情報の作成中に発生した操作ログは、インデックス情報の作成が完了するまで確認できないため、不審と見なす操作の検知が遅れるおそれがあります。これらの事項の影響を考慮してrecreatelogdbコマンドを実行してください。

関連リンク

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright (C) 2011, 2012, Hitachi, Ltd.
Copyright, patent, trademark, and other intellectual property rights related to the "TMEng.dll" file are owned exclusively by Trend Micro Incorporated.