JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 構築ガイド
管理用サーバのトラブルシュート用情報を一括で取得するgetlogsコマンドについて説明します。
原因不明なトラブルや、解決が困難なトラブルなどが発生した場合に、サポートサービスに問い合わせるときに必要なトラブルシュート用情報を一括で取得します。
取得できるトラブルシュート用情報は、一次用ファイル(tsinf_1st.dat)と二次用ファイル(tsinf_2nd.dat)の二つのファイルに分けて出力されます。
なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。
getlogs[△-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名]
- -f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名
- トラブルシュート用情報格納先フォルダを絶対パスで指定します。なお、指定できるフォルダは、ローカルドライブのフォルダだけです。
- 空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。フォルダ名に使用できる文字は、150文字以内でWindowsでフォルダ名に使用できる文字です(全角は2文字として数えてください)。
- この引数を省略した場合、トラブルシュート用情報ファイルは次に示すフォルダに格納されます。
- JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\troubleshoot
- なお、トラブルシュート用情報の取得時に、トラブルシュート用情報格納先フォルダに一時フォルダとしてtsinfフォルダが作成され、コマンド終了時に削除されます。
JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\bin\
JP1/IT Desktop Managementが提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。
Administrator権限を持つユーザーで実行してください。
管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。
トラブルシュート用情報格納先フォルダに次に示すフォルダまたはファイルがすでに存在した場合、これらのフォルダまたはファイルが削除されてから、コマンドが実行されます。
- tsinfフォルダ
- tsinf_1st.dat
- tsinf_2nd.dat
getlogsコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 説明 0 コマンドが正常に終了しました。 1 一部のトラブルシュート用情報の取得に失敗しました。 11 コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 12 指定されたフォルダが不正、またはフォルダがありません。 51 コマンドの実行権限がありません。 101 そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 トラブルシュート用情報をC:\tmp\troubleshootに取得する場合のコマンドの使用例を次に示します。
getlogs -f C:\tmp\troubleshoot
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