JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド

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2.12.9 パッケージのキャッシュ

配布されたパッケージは、配布先のコンピュータに一時的にキャッシュされます。キャッシュされたパッケージは、ソフトウェアのインストールやファイルの配布が成功した場合だけコンピュータから削除されます。失敗した場合は、キャッシュされたパッケージが一定期間残ります。

タスクを再実行すると、パッケージが再送信されることなく、キャッシュされているパッケージを基にインストールやファイルの配布が実行されます。このように一度配布したパッケージがキャッシュされることで、ネットワークに掛かる負荷が軽減できます。

パッケージをキャッシュできる期間は7日間です。7日間を過ぎると、キャッシュされたパッケージは削除されます。

パッケージのキャッシュには、エージェント導入済みのコンピュータのハードディスクの空き容量が、最低1ギガバイト必要です。また、キャッシュできるパッケージの容量は最大2ギガバイトです。

注意
次の場合、パッケージはキャッシュされません。
  • 配布したパッケージが壊れている場合
  • 配布先コンピュータのハードディスクの空き容量が1ギガバイト未満の場合
  • パッケージの容量が2ギガバイトを超える場合

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