JP1/NETM/Audit 構築・運用ガイド
実行系サーバのクラスタソフトで,フェールオーバーさせるリソースを作成します。作成するリソースを次に示します。
- HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソース
監査ログ管理サーバのデータベースをクラスタ環境で制御するためのリソースです。
- JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Managerサービスに対応するリソースです。
- JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスに対応するリソースです。
- JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスに対応するリソースです。
- JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスに対応するリソースです。
- Microsoft Internet Information Servicesのリソース
Microsoft Internet Information Servicesのリソースです。
なお,クラスタソフトの初期導入時には,あらかじめ「クラスタグループ」というグループが作成されています。これとは別に監査ログ管理サーバ用のクラスタグループを作成します。以降,ここで作成したグループを監査ログ管理サーバクラスタグループと呼びます。
次に,各リソースの登録内容を説明します。HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースは,必ず最初に登録してください。なお,監査ログ管理サーバのOSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合とでリソースの設定方法が異なります。クラスタソフトの操作方法については,各クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
- <この項の構成>
- (1) HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソース
- (2) JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソース
- (3) JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソース
- (4) JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソース
- (5) JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソース
- (6) Microsoft Internet Information Servicesのリソース
(1) HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソース
HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-4 HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 登録リソース 設定項目 設定内容 1 HiRDB/ClusterService _AL1 名前 任意の名称を指定します。 2 リソースの種類 「汎用サービス」を設定します。 3 グループ 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 4 実行可能な所有者 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 5 依存関係 クラスタソフトで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 6 汎用サービスパラメーター 次の値を設定します。
- HiRDBClusterService_AL1
7 レジストリの複製 指定しません。 表6-5 HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 リソースの種類 選択するサービス名 依存関係 1 汎用サービス HiRDB/ClusterService _AL1 「共有ディスク」と「クライアントアクセスポイント」のリソースを設定します。
(2) JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-6 JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 登録リソース 設定項目 設定内容 1 JP1/NETM/Audit - Manager 名前 任意の名称を指定します。 2 リソースの種類 「汎用サービス」を設定します。 3 グループ 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 4 実行可能な所有者 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 5 依存関係 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 6 汎用サービスパラメーター 次の値を設定します。
- JP1_NETM_ALM
7 レジストリの複製 指定しません。 表6-7 JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 リソースの種類 選択するサービス名 依存関係 1 汎用サービス JP1/NETM/Audit - Manager 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。
(3) JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-8 JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 登録リソース 設定項目 設定内容 1 JP1/NETM/Audit - Manager Convert 名前 任意の名称を指定します。 2 リソースの種類 「汎用サービス」を設定します。 3 グループ 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 4 実行可能な所有者 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 5 依存関係 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 6 汎用サービスパラメーター 次の値を設定します。
- JP1_NETM_ALM_Manager_Convert
7 レジストリの複製 指定しません。 表6-9 JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 リソースの種類 選択するサービス名 依存関係 1 汎用サービス JP1/NETM/Audit - Manager Convert 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。
(4) JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-10 JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 登録リソース 設定項目 設定内容 1 JP1/NETM/Audit - Manager Define 名前 任意の名称を指定します。 2 リソースの種類 「汎用サービス」を設定します。 3 グループ 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 4 実行可能な所有者 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 5 依存関係 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 6 汎用サービスパラメーター 次の値を設定します。
- JP1_NETM_ALM_Manager_Define
7 レジストリの複製 指定しません。 表6-11 JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 リソースの種類 選択するサービス名 依存関係 1 汎用サービス JP1/NETM/Audit - Manager Define 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。
(5) JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-12 JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 登録リソース 設定項目 設定内容 1 JP1/NETM/Audit - Manager SubCollect 名前 任意の名称を指定します。 2 リソースの種類 「汎用サービス」を設定します。 3 グループ 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 4 実行可能な所有者 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 5 依存関係 クラスタソフトで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 6 汎用サービスパラメーター 次の値を設定します。
- JP1_NETM_ALM_Manager_SubCollect
7 レジストリの複製 指定しません。 表6-13 JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 リソースの種類 選択するサービス名 依存関係 1 汎用サービス JP1/NETM/Audit - Manager SubCollect クラスタソフトで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。
(6) Microsoft Internet Information Servicesのリソース
Microsoft Internet Information Servicesサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-14 Microsoft Internet Information Servicesのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 登録リソース 設定項目 設定内容 1 Microsoft Internet Information Services 名前 任意の名称を指定します。 2 リソースの種類 「汎用スクリプト」を設定します。 3 グループ 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 4 実行可能な所有者 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 5 依存関係 クラスタソフトで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 6 スクリプトのファイルパス 次の値を設定します。
%SystemRoot%\System32\Inetsrv\Clusweb.vbs表6-15 Microsoft Internet Information Servicesのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 リソースの種類 スクリプトファイルパス
への入力内容依存関係 1 汎用スクリプト %SystemRoot%\System32\Inetsrv\Clusweb.vbs 「共有ディスク」と「クライアントアクセスポイント」のリソースを設定します。
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